ポプラ社が9月3日、シリーズ累計500万部突破のロングセラー絵本「ねずみくんのチョッキ」シリーズ初のTVアニメ化が決定したと発表した。

50年以上続く絵本「ねずみくんのチョッキ」が満を持してアニメ化

「ねずみくんのチョッキ」は1974年に1作目『ねずみくんのチョッキ』が出版されて以降、現在に至るまで51年間続くロングセラー絵本。

作者はなかえよしをさん、絵は上野紀子さんが担当。9月3日にはシリーズ最新作となる43巻『えかきになりたい ねずみくん』が刊行され、累計発行部数は500万部を超える。

最新43巻『えかきになりたい ねずみくん』表紙

「ねずみくんの絵本」シリーズ

赤いチョッキがトレードマークの主人公・ねずみくんが、いろんな動物の仲間たちとユーモラスであたたかな物語を展開。

絵と文字が少なく、余白が多いシンプルな画面は1作目から変わらず、独特な癒しを与えてくれる絵本として、親子3世代にわたって多くの人々を魅了してきた。

「ねずみくんのチョッキ」現在は過去作の絵を合成しながら新作を制作

「ねずみくんのチョッキ」シリーズの作者・なかえよしをさんと絵を担当する上野紀子さんは、大学時代に出会い1966年に結婚。

(左)なかえよしをさん/(右)上野紀子さん

同年に2人は『ペラペラの世界』を自主出版。1974年に『ねずみくんのチョッキ』をポプラ社から出版し、同作品で講談社出版文化省絵本賞を受賞した。

2019年2月に上野紀子さんが亡くなって以降は、なかえよしをさんは過去のシリーズの絵をパソコンに取り込み、合成することによって新しい絵をつくりあげ、現在も新作を生み出し続けている。

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