2025年8月27日

PCから投稿

鑑賞方法:映画館

女性にアクションは難しいと言われてきましたが、そんな考えを否定する映画はこれまでにも多く生まれてきました。その中でも今作はかなり高いレベルのアクションを見せてくれます。主演の女性は相当練習を積んだのか、コマ送りで見ない限り大きな違和感はありません。棒で敵を殴る時に両足を揃えてしまっているなど少し気になる場面はありますが、2時間続くアクション全体を見ればジョン・ウィックと比べても見劣りしない出来です。女性アクションの名作といえばシャーリーズ・セロンの『マッドマックス』が思い浮かびますが、現実的に体を張っているという意味では今作のほうが上かもしれません。

ただし、問題もあります。連日戦い続けているはずなのに、主演女優の表情から疲れがまったく伝わってこないのです。背中を切られ、叩きつけられ、撃たれてもなお、弱みや痛みを見せないのは演技として物足りません。ジョン・ウィックは決して大柄ではないのに、悲しみや疲労を顔に刻んでいるのが魅力でした。アクションの努力は素晴らしいのに、肝心な場面でほぼ無表情のまま終わってしまうのは残念です。主演の女性が若いから仕方ないのか、それとも映画としての欠点なのかは微妙な所。

aoss

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バレリーナ The World of John Wick

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