2025年8月23日

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主人公の父親は、背中の入墨から推察するに、元々は「ルスカ・ロマ」の構成員で、暗殺教団の主宰の娘と結婚したという設定で合っているのだろうか?だとしたら、暗殺教団の後継者を、「ルスカ・ロマ」が奪った時点で、2つの組織は、抗争状態に陥っていてもおかしくなかったのではないだろうか?(そもそも、後継者が「ルスカ・ロマ」にいることを知らない暗殺教団も、間が抜けているが•••)
最初の頃は、そうした疑問が頭に浮かんでいたのだが、怒涛のバトル・アクションが次から次へと続くうちに、そんなことはどうでもよくなってくる。
わざわざプラハのコンチネンタルホテルに行かなくても、はじめから「武器屋」に教団の場所を尋ねればよかったのにとか、村全体が教団の本拠地なのに、よくぞ、今までその場所がバレなかったものだとか、村人全員を敵に回して、その上、主宰の居場所も分からないのに、闇雲に突っ込んでいくのは、いくら何でも無謀だろうとか、そこで、たまたま、村の武器庫に行き着いたり、車で避難する途中の主宰に出くわしたりと、ご都合主義が過ぎるのではないかとか、突っ込みたくなるところが多いのも確かである。
ただし、車で颯爽と現場から立ち去ろうとしていたら、突っ込んで来た敵の車で元の場所に押し戻されてきたり、近接戦闘の中で、多数の手榴弾を使って一人ずつ敵を吹き飛ばしていったり、スケート靴を使って何人もの敵を血祭りに上げたり、果ては、火炎放射器同士で派手に撃ち合った挙句、火炎放射器による炎と消火ホースによる水のぶつかり合いというアニメのような描写を実現させたりと、これでもかと言わんばかりに趣向を凝らしたバトル・アクションに目を奪われて、細かいことは気にならなくなる。
その一方で、アナ・デ・アルマスの陽性のキャラクターを考えれば、テレビのリモコンで相手を殴りつける度に、テレビ画面が切り替わるだとか、何枚もの皿の下に隠された銃を探しながら、2人で皿で殴り合うだとかのコミカルなシーンが、もっとあっても良かったのではないかと思えてならない。
また、ジョン・ウィックが登場する場面が、予想以上に多く用意されていたのは、ファンサービスでもあるのだろうが、その分、彼の活躍が中途半端に感じられてしまい、どうせなら、前半に劇場ですれ違うだけにするか、あるいは、ラストで強敵と対決するような展開にするかの、どちらかにしてもらいたかったと思ってしまった。

tomato

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バレリーナ The World of John Wick

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