毎月、新たに発売されるビジネス書は約500冊。いったいどの本を読めばいいのか。読書家が集まる本の要約サービス「flier(フライヤー)」で、7月にアクセス数の多かったベスト20冊を、同サービスの編集部が紹介する――。


きれいなオフィスで働く若いビジネスパーソンたち

写真=iStock.com/maroke

※写真はイメージです




※本の要約サービス「flier」の有料会員を対象にした、2025年7月の閲覧数ランキング



外資系企業仕込み「エグゼクティブの時間術」

第1位に輝いたのは『賢い人の質と速さを両立させる時短100式』でした。残業をしても仕事が終わらない、プライベートの時間が確保できない――そんな悪循環を断ち切るヒントが見つかる一冊です。


森田ゆき『賢い人の質と速さを両立させる時短100式』(かんき出版)

森田ゆき『賢い人の質と速さを両立させる時短100式』(かんき出版)


著者の森田ゆきさんは、外資系企業で20年以上役員秘書を務め、エグゼクティブの“時間術”を間近で学んできました。本書では、スケジュール管理から会議の進め方、情報整理やコミュニケーションまで、忙しい人ほど試す価値がある100の時短テクニックが紹介されています。


今日から取り入れたいのは、その日に使うファイルやツールは前もって立ち上げておくというテクニック。


デスクワーク中の集中を途切れさせる原因は、書類探しやアプリの更新待ちなど、意外と身近に潜んでいます。そこで、朝のうちにその日に使うファイルやツールをすべて立ち上げておくことで、作業の流れを止めないで済むようにしましょう。さらに、タスクが終わるたびにファイルやソフト、アプリをひとつずつ閉じていけば、“やり終えた”という達成感も得られます。


森田さんは「大切なものを優先できずに後悔することなく、本当にやりたいことを楽しみましょう」とメッセージを贈っています。単に時間を削るのではなく、余白を生み出して人生の質そのものを上げたい人におすすめです。


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