新潟県の苗場スキー場で開催中の「フジロックフェスティバル2025(FUJI ROCK FESTIVAL 2025)」が、7月27日に最終日を迎えた。前日の雨のせいか暑さは多少和らいでいたものの、日中は強い日差しが降り注いだ。
ヘッドライナーはアメリカのロックバンドである、ヴァンパイア・ウィークエンド(VAMPIRE WEEKEND)。同じくトリを飾った2022年をはじめ、過去にも複数回出演している“常連”だ。また来場者の中で特に期待の声が多かったのは、夜の22時台に演奏予定の三姉妹バンドのハイム(HAIM)。11年ぶりの来日というだけでなく、配信もされないため、特別なライブになることが予想される。
他にもRADWIMPSや羊文学といった高い人気を誇るグループも登場。また木々に囲まれた緑豊かなグリーンステージで、森山直太朗は代表曲「夏の終わり」を披露。会場の雰囲気とこの時期にぴったりな楽曲ということもあり、大歓声が巻き起こった。
ファッションは、「フジロック」では意外と見かけないデニムやニット素材のトップス、ウエスタンブーツといった、本人のキャラクターを際立たせるアイテムが目を引いた。さらに期間中を通して、「サロモン(SALOMON)」などのランニングベストを使用する人もちらほらと見かけるように。今や定番アイテムとなったフィッシングベストより容量は劣るものの、体にフィットするため重さを感じにくく、坂道や足場の悪い道も長距離歩く「フジロック」では実用的なようだ。着こなしにも程よいテック感が生まれている。
そして、連日参加しているフジロッカーたちの靴は泥だらけ。前日夜は特に地面がぬかるんでいたため、その勲章とも言える汚れが、彼等の「フジロック」で過ごした時間を物語っていた。
スナップ
会場風景
PHOTOS:TAMAEKI OHSIRO