Amazonは、電子書籍リーダー「Kindle」シリーズの新製品として、カラー表示に対応する「Kindle Colorsoft」を発売した。ストレージ容量や一部機能を強化した「Kindle Colorsoft シグニチャーエディション」、子供向けサービスなどをセットにした「Kindle Colorsoft キッズモデル」の3種類をラインナップする。

価格は「Kindle Colorsoft」が39,980円、「Kindle Colorsoft シグニチャーエディション」が44,980円、「Kindle Colorsoft キッズモデル」が42,980円。

Amazon.co.jpにて販売が開始されており、8月1日からは、ビックカメラ、コジマ✕ビックカメラ、エディオン、ジョーシン、ケーズデンキ、ヤマダデンキでも順次販売を開始する。一部ではカラー画面を体験できる展示も行なう。

左から「Kindle Colorsoft シグニチャーエディション」「Kindle Colorsoft」、「Kindle Colorsoft キッズモデル」とカバー

学習まんがをカラーで読めるキッズモデル

「Kindle Colorsoft キッズモデル」は、通常版をベースに、キッズ向け機能を搭載したモデル。キッズカバーが付属するほか、保証期間は通常の倍となる2年間。

子供向けのサブスクリプションサービス「Amazon Kids+」が12カ月分含まれており、子供向けの約2,000冊以上の本を利用可能。一部の学習まんがなどもカラー表示に対応する。

このほか、読書時間を達成するとバッジが付与されるバッジ機能や、おすすめの本、辞書、単語帳、難しい英語を分かりやすく説明するWord Wise、キッズ向け壁紙などの機能を搭載する。

保護者はペアレントダッシュボードを利用しコンテンツの管理や読書時間の進捗状況の確認、読書を終了するベッドタイム機能などを利用できる。

新規ユーザーが拡大中

2007年に登場したKindleのデバイスの販売は現在も好調で、日本では、5年前と比較しても約4.8倍に拡大する見込みとなっている。また近年は、販売台数のうち65%が新規購入者で「非常に新規ユーザーが多い」(アマゾンジャパン Amazonデバイス事業本部 Kindle・Fireタブレット・アクセサリー事業部 事業部長の宮澤一聡氏)のが特徴。

ユーザーは、何千冊も持ち歩ける省スペース性のほか、小さくて軽く、数週間駆動するバッテリーなどの携帯性、E Inkとフロントライトによる見やすさや疲れにくさを評価しているという。また若い世代であっても、スマートフォンの通知にストレスを感じているという調査結果があり、コンテンツに集中・没頭したいという目的で、電子書籍専用端末があえて選ばれていると分析している。

カラー表示については、従来からKindleデバイスでもカラーで読みたいというニーズが根強かったとした上で、「これまで培ってきた操作性や品質を妥協せず、自信を持って出せる」(宮澤氏)としている。

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