本書の内容

100年以上におよぶナショナル ジオグラフィックの豊富な記録・写真に加え、今に残る至宝の数々を通して、古代エジプトの社会・文化・芸術を知る。
黄金・貴石・巧みな技術で彩られた、目にもあやな副葬品や遺物・遺跡を豊富な写真で収録。

本書ではテーマを8章に分け、ゆるやかに時間を移動しながら、王権出現の地、ナイル川がもたらした豊穣、ピラミッド、砂漠地帯、アマルナ時代、周辺国・地域との交わりなどに焦点をあてていく。

古代エジプトを愛する方、古代エジプトを知りたい方、古代史に親しみたい方は必携のビジュアル愛蔵版。

目次

序文
はじめに

第1章 アビドスとヒエラコンポリス
王権の出現

第2章 ナイル川
悠久の時を流れる川

第3章 メンフィス
王都とピラミッド

第4章 東部砂漠と西部砂漠
砂と石の大地

第5章 ルクソールと王家の墓
黄金時代

第6章 アマルナ
アマルナ革命

第7章 レバントとクシュ
異民族支配

第8章 アレクサンドリアとナイル川デルタ
世界に開けた場所

索引
図版クレジット

著者紹介

アン・R・ウィリアムズ 編
古代史および文化遺産の保護を専門として執筆を行っている。ナショナル ジオグラフィックで30年ほど記事の執筆、編集などを担当し、長く考古学分野を担当していた。

渡邊真里 訳
法政大学文学部卒業。ソフトウェア開発会社、翻訳会社に勤務後、独立。訳書に『ドナーで生まれた子どもたち「精子・卵子・受精卵」売買の汚れた真実』『写真の世紀 世界の見方を変えたナショナル ジオグラフィックの写真100』(日経ナショナル ジオグラフィック)、『生きものたちのスゴ技図鑑 何しゃべってるの?編』(さ・え・ら書房)、『生物の進化大図鑑』(河出書房新社、共訳)などがある。

河江肖剰 日本語版監修
エジプト考古学者/名古屋大学デジタル人文社会科学研究推進センター教授。
1992年から2008年までエジプト在住。カイロ・アメリカン大学エジプト学科卒業。2012年、名古屋大学で歴史学博士号を取得。サッカラの階段ピラミッド、ギザの三大ピラミッドとスフィンクス、アブシールのピラミッド群の3D計測調査を実施。ギザの「ピラミッド・タウン」やシンキの小型ピラミッドの発掘など、様々な考古学調査に20年以上にわたって従事。2016年には、ナショナル ジオグラフィック協会のエマージング・エクスプローラーに選出される。YouTubeチャンネル『河江肖剰の古代エジプト』は登録者数31万人以上(2025年5月現在)。

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