詞曲/三尾信彦
姉ちゃんの歌
1 僕の姉ちゃんは 二八生まれの6歳年上
家は貧しかったけれど 多くの人がみんなそうだった
十五歳の春に集団就職で 弥富の紡績工場へ働きに出た
父と母は心配しただろう 金の卵と呼ばれたけれど
2 僕と姉ちゃんは 二人っきりの姉弟だけど
そんなに話したことも無く そんなに一緒に遊んだことも無く
それでもお互い家庭を持って 見守りながら生きてきた
辛かったあの夜 流した涙を忘れない
苦労して働き続け やっと少し見えた光
幸せに測りは無いけれど 残りの人生
笑って暮らそう 姉ちゃん
3 僕の姉ちゃんは グループサウンズが大好きで
中でもオックスが好きで 歌謡曲も宝塚も好きだった
幸せになるために 誰もが生まれてきたはずなのに
人生は時には 上手くいかないもんだね
一つ一つ積み重なって 助け合って支えあって
幸せに測りは無いけれど 残りの人生
笑って暮らそう 姉ちゃん
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