映画「宝島」の舞台挨拶に登壇した(左から)広瀬すずさん、妻夫木聡さん、大友啓史監督=7日、那覇市おもろまちのシネマQ
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米軍統治下時代の沖縄で、米軍基地から奪った物資を住民に分け与える「戦果アギヤー」と呼ばれた若者たちの生きざまを描いた、映画「宝島」のプレミアム試写会が7日、那覇市おもろまちのシネマQで開かれた。上映後、大友啓史監督と主演の妻夫木聡さん、広瀬すずさんが登壇し、映画への思いなどを語った。
妻夫木さんは「今を生きる僕たちは未来を生きる子どもたちに何を託せるのか、今一度考える時だと思う」と語った。広瀬さんは「この過去を、今この時代に生きている自分たちがどう受け止めるべきなのかを改めてちゃんと考えた」と話した。大友監督は「アメリカ統治下の沖縄を伝えることはとても意味がある」と思いを語った。映画の全国公開は9月19日。
(與那原采恵)