写真:BMSG TRAINEEのRUI、TAIKI、KANONのソロカットや楽しみながら撮影した自撮り3ショットなど

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■デビューを目指す、BMSG TRAINEE

◎BMSG TRAINEEとは?

BMSG TRAINEEとはSKY-HIが主宰するマネージメント/レーベル・BMSGのアーティスト育成方針のもと、レッスンを受けながらデビューを目指す研修生のこと。

BE:FIRSTを生み出したオーディション『THE FIRST』出身のRUIとTAIKI、MAZZELを輩出したオーディション『MISSIONx2』出身のKANONを筆頭に、BMSGの未来を担う育成生が所属している。

日々、己のスキルを磨き、デビューを目指すBMSG TRAINEE について、TAIKIは「音楽が大好きでここに集まっているので、全員が本当に練習熱心。学んだことを自分のモノにするスピードも早いので、自分ももっと高みを目指そうと熱が入りますね」と刺激し合える良い仲間たちであると語っている。

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◎絆をいっそう強めたBMSG TRAINEEでの全国ツアー

2024年10日23日からは全国ツアー『BMSG TRAINEE SHOWCASE TOUR 2024』を全4都市で開催。ツアーファイナルは東京・Zepp Haneda(TOKYO)で行った。

同ツアーを振り返ったRUIは「公演を重ねるごとに各々の成長を感じましたし、お互いに『ここが良かったよ』と褒めあって気持ちを高めていきました。最終公演は全員が涙を流しながら『これから頑張っていこうね』と声をかけていて…その瞬間、本当に良い集団になれているなと感じました」と語ると、KANONも「いっそう絆が深まったように思います。『ここのパフォーマンスがめっちゃうまくなったよね!』と、ライブのリハーサルや練習時に各々の成長に気づくことも多く、それを自然と喜び合えるようになっていました。それはBMSG TRAINEE同士がリスペクトし合える良好な関係を築けているからなんだろうなと。ツアーが終わってからも、お互いにLINEで『ありがとう』とやりとりしていて、音楽を通じて、普段の生活でも尊敬し合える良い仲間に恵まれています」とまっすぐな思いを明かした。

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◎RUI、TAIKI、KANONで初EPを配信リリース

同年11月11日にはRUI、TAIKI、KANONが連名で初のEP『Forked Road』を配信リリース。表題曲はポケモンアニメ『POKETOON』新シリーズのタイアップソングに起用された。また、同EP収録のソロ曲では、RUI、TAIKI、KANONが自身で作詞・作曲に挑戦していることも話題となった。

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◎新オーディション『THE LAST PIECE』始動

2024年9月23日、BE:FIRST、MAZZELに次ぐ、BMSG 3組目のボーイズグループ結成に向けたオーディションプロジェクト『THE LAST PIECE』開催が発表され、RUI、TAIKI、KANONも同オーディションへの参加を表明。

この模様は、2025年6月末より、朝の情報番組『THE TIME,』(TBS/毎週月~金 朝5:20~8:00放送)での地上波放送、およびBMSG公式YouTubeチャンネルで展開されることが決定している。

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◎BMSG TRAINEEから『THE LAST PIECE』へ参加する3人の思い

BMSGイズムを受け継ぐトレーニングの日々を過ごし、着実にスキルアップしてきたRUI、TAIKI、KANON。これまでの期間を振り返り、それぞれが感じる自分の成長したところを下記のように語っている。

「僕は中学2年生からBMSG TRAINEEに加入させていただき、今もできていないところは多いですけど…活動を通して感情表現を学び、曲作りの機会をいただけているのも、本当にすごい経験だと思うんです。そういうありがたい環境があるからこそ、『最近、自分に自信を持てるようになったよね』と社長(SKY-HI)からも、まわりの仲間からも言ってもらえるようになって。約4年の間で音楽や人生に対してもかなり前向きになれました」(RUI)

「TRAINEEになって様々な経験を積み重ねることで『今、こんなことを思っているんだろうな』『ここでこれを言ったらマズいかな』と相手の気持ちを考えられるようになりました。あと、(BMSG TRAINEEの)トレーニング合宿時、『THE FIRST』を受けた時の自分と同じくらい小さい子がいて。今度は僕がその子たちを引っ張っていかなきゃいけないんだなと自覚できたことで、まわりを見て動くようになったことが大きい変化だと思います」(TAIKI)

「『MISSIONx2』で落ちてしまった時はめちゃくちゃ悔しかったんですけど、当時は『アーティストとしてデビューするのはどういうことか』『音楽で生計を立てるってどういうことなのか』をそこまで深く考えられていなくて。それをTRAINEEとして、自分で考え、見つめ直せたことがすごく貴重な経験になったなと。(理解したうえで)アーティストとしてどう振る舞うべきかを意識するようになったことで、支えてくれる方々への感謝の気持ちや届けたい想いがさらに明確になりました。技術的にもたくさん成長したと思いますが、根底に持つべきマインドの部分での成長がいちばん大きいと感じています」(KANON)

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■RUI、TAIKI、KANON詳細プロフィール

RUI(るい)
・生年月日:2007年6月1日
・出身地:東京都
・影響を受けたアーティスト:三浦大知、SEKAI NO OWARI、Acid Black Cherry、Janne Da Arc
・MBTI:ENFJ(主人公)
・特技:走ること(足が速い)、ゲーム(特にピースコントロール)
・趣味:ゲーム

2021年、中学1年生の頃に『THE FIRST』のオーディションに参加。その年齢からは想像できないほど、天性の色気をまとった歌声が多くの人の度肝を抜いた。いっぽうで、内面は飾らない等身大の少年らしさも持ち合わせている。趣味はゲームで、人気オンラインゲーム『フォートナイト』の建築ピースを使って対面中の相手を囲う“ピースコントロール”を最長26時間プレイしたことも! そんなRUIは、最近Acid Black CherryやJanne Da Arcから大きな刺激を受けたという。

「僕自身、なかなか自信を持つことができないタイプなのですが、ライブ映像でyasuさんがお客さんと顔を近づけて歌っている姿を観た時、めちゃくちゃカッコ良くて。自信に満ち溢れた姿、どういうマインドで歌われているのかが、音楽にも表れていて…あぁ、こういう方の音楽が心を突き動かすんだろうな、人を惹きつけるんだろうなと。甲本ヒロトさん、峯田和伸さんといった“揺るがない自分”を持つ方々への憧れもあり、自分もそうなりたいですね」(RUI)

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TAIKI(たいき)
・生年月日:2007年7月28日
・出身地:東京都
・影響を受けた人:父親
・MBTI:ESFP(エンターテイナー)
・特技:フリースタイルラップ、空手、アクション
・趣味:ドラマを観ること(最近は『SPEC』にハマっている)

父親がラップをやっていた影響で、4歳の時からおもちゃのマイクを片手に見よう見まねでフリースタイルラップを始める。小学4年生の時、父親と音楽の野外イベントへ向かっている途中「今日、フリースタイルがあるから出てみない?」と誘われたのをきっかけに、初めてフリースタイルバトルに参加。それ以降、数多くのバトルに出演するようになった。

2021年、13歳の時に『THE FIRST』のオーディションに応募。年相応な愛くるしい一面に加え、中学生らしからぬパフォーマンスのクオリティと表現へのこだわりというギャップが話題に。SKY-HIやedhiii boiへの客演参加するほどだ。幼少期から磨き上げてきた高いラップスキルと、キレのあるダンスが武器。

そんなTAIKIに思い出深い楽曲をたずねたところ、2013年リリースのSALU「In My Life」を挙げ、「昔から何度も聴いていた曲です」とのこと。

曲中の“後悔しても僕らは止まれない”というフレーズは、強い意志を持って前へ突き進むTAIKIにも通じるように思うと、彼がこの曲にシンパシーを受けたのも頷ける。

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KANON(カノン)
・生年月日:2006年4月3日
・出身地:福岡県
・影響を受けたアーティスト:マイケル・ジャクソン、SIRUP、ブルーノ・マーズ
・MBTI:ENFP(広報運動家)
・特技:野球選手のモノマネ、ゲームコントローラーのボタンを高速連射すること、ドラム、サックス
・趣味:野球観戦、音楽鑑賞

『THE FIRST』を観たきっかけで、BMSGに惹かれ「ここに入ってアーティストを目指したい!」と決意。2022年、中学3年生の時に『MISSIONx2』のオーディションに参加し、生まれ持ったセクシーな低音ボイスと豊かな表現力が高く評価された。『SKY-HI ARENA TOUR 2023 -BOSSDOM-』のオープニングアクトとして初ステージに立った際には、KANONの歌声で会場に響めきが起きた。

活躍の場は音楽だけにとどまらず、2025年10月24日から公開される映画『代々木ジョニーの憂鬱な放課後』で映画初出演にして初主演をつとめる。アーティストとしてはもちろん、俳優としても今後の活躍が期待されている才能豊かなKANON。

中学時代は野球部に所属しており、現在は野球観戦が趣味で、読売ジャイアンツの大ファン。同じくジャイアンツファンのBE:FIRSTのLEOと一緒に試合を観に行ったこともある。2024年5月には LEOが立ち上げたBMSGの野球部にRUIとともに加入。楽器も演奏できて運動もできる、才色兼備のオールラウンダーだ。

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■他己紹介:RUI、TAIKI、KANONはどんな人?

ここからは、RUI、TAIKI、KANONの3人が自分以外のふたりに対して、どんな印象を抱いているのか。他己紹介してもらうことに。

◎RUI:礼儀正しく、ひょうきんに見えて実は寡黙

まず、RUIについて聞くと、“礼儀正しい”というキーワードが飛び出した。また、慎重な考えを持つからこそ、実は控えめな一面も持ち合わせているのだという。

「RUIは礼儀正しくて、最初は消極的なタイプなのかなって思いました。そこからだんだんと素が見えてくると、めちゃくちゃ面白い! 普段のちょっとした動きがおかしかったり、普通の人が言わないような奇抜なことを発する場面がたびたびあって…宇宙人っぽいですね(笑)」(TAIKI)

「『THE FIRST』での、ふざけている場面の印象が強くあったので、ひょうきんな人だと思っていたんです。だけど、会ってみると、意外と寡黙で人見知りで(笑)。ただ、一緒に過ごすうちに、RUIの物事に対する考え方…ポジティブなことを積極的に言おうする、前のめりな姿勢へと変化しているのを感じています」(KANON)

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◎TAIKI:物怖じせず、まっすぐで素直

TAIKIは小さい頃から人前でフリースタイルを披露していた経験もあってか、RUI、KANONともに初対面も物怖じせずに堂々としている印象があったという。

「TAIKIはとても堂々としていて、それだけ自信があるんだろうなと。コミュニケーション能力も高く、羨ましく思いました。で、ちょっと自信をなくしちゃった時もあるみたいですが、そういう時でもちゃんと物事と向き合うタフさがあって。付き合っていくうちに深く考えて行動するタイプなんだなっていうのがわかりました」(RUI)

「初めて会った時は『THE FIRST』で観ていた通りの天真爛漫! って感じで。明るくて、まっすぐで、とても素直な人だと思いました。TRAINEEとして時間をともにするなかでも、その印象は良い意味で変わらないですね。TAIKIがいると、まわりもすっごく明るくなるというか。ムードメーカーのような存在です」(KANON)

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◎KANON:大人のような落ち着きが魅力

KANONとの初対面時、ふたりは年齢と結びつかない落ち着きぶりから“大人な魅力”を感じたそうだ。

「正直、初めて会ったときは『年齢を偽っているんじゃないか?』と疑うほど、大人っぽくて(笑)。低くて良い声だし、めちゃくちゃ真面目で、しっかりした子だなと思いました。今でも初めて会ったときの印象と変わらず、大人っぽくて冷静な一面もありつつ、ふざける時はめちゃくちゃ面白いです」(TAIKI)

「食事会で初めて会ったんですけど、『声が低くて大人っぽいな。礼儀正しいな』と思いました。大人っぽい=余裕がある、というようにも見えるので、そこが良いですよね。そんなKANONとは、一緒に過ごしていくうちに打ち解けて、めっちゃ話しやすいですし、一緒にいて心地よくて。いつもそばにいてほしいと思うくらい接しやすいですね」(RUI)

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◎全員納得の共通点は?普段の3人の関係性は?

互いの人柄や性格を理解し、尊重しあうRUI、TAIKI、KANON。

3人の共通点を聞くと「音楽が好きなところが似ている」という意見のほか、「面白さの波長が合う」とのことで、その相性の良さから普段から3人揃えば盛り上がりに事欠かさないのだとか。

「BMSG内で言うと、BE:FIRSTがにぎやかで“すごくわちゃわちゃしている”と言われることが多いんですけど、そんなBE:FIRSTのメンバーから『この3人はもっとぶっ飛んでいる』と言われます(笑)」(KANON)

そんな3人もRUIいわく「食事の好みは違うし、一人ひとりの価値観が違います」そうで、TAIKIは「音楽の趣味も全然違うよね」、KANONも「好きなアーティストさんも被っていないように、そこは三者三様だよね」と続ける。

3人でいる時はRUIが会話の中心になることが多く、KANONいわく「3人ともふざけているんですけど、その中でもRUIがいちばんおふざけキャラ。RUIのボケにふたりで乗っかったり、ツッコんだり…という感じです」とのこと。

この絶妙なバランス感が、ステージ上での良いコンビネーションへと繋がっているのだろう。

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■『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』主題歌「GOTH」

◎主題歌「GOTH」はどんな曲?

企画SKY-HI、監督・原案を堤幸彦、RUI、TAIKI、KANONの3人がトリプル主演をつとめたフジテレビFODのドラマ『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』の主題歌。4月18日に配信リリース。

作詞はSKY-HIが担当し、作曲はSKY-HIに加えてAwichやBE:FIRST×ATEEZなど錚々たるアーティストに楽曲提供をしているChaki Zulu、BE:FIRSTの楽曲を数多く手がけているLOARが参加。

KANONは「前作『Forked Road』はポップ寄りでしたが、今回は僕たちが今までやってこなかったオールドスクールのヒップホップ調の曲なので、あらたな一面が出ていると思います」と語っている。

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◎ドラマの世界観を踏襲した歌詞

また、沖縄の高校生たちの抗争や友情、成長を描く『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』の世界観を色濃く反映したリリックについて、RUIは「リリック全体がドラマを表していて、伏線回収をしているように感じました」と楽曲をもらった際の感動を明かし、TAIKIも「普段の曲では言わないような“カスとクズ”や“ぶっ飛ばす”という強いワードが入っていて。歌っている時もすごく新鮮でした」と語った。

KANONも「ドラマの台本をいただいた後に『GOTH』の歌詞が届き、物語のすべてを踏襲した歌詞に、改めてSKY-HIさんはすごいなと思いましたね」と続けている。

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◎MVはドラマと同じ沖縄市コザで撮影

MVはドラマの舞台でもある、沖縄市コザで撮影。「ドラマの中に、アーティストの自分たちが混ざり込んだような感覚のMVなので、不思議な感覚がありますね」とTAIKIが語るように、楽曲同様に映像もドラマの雰囲気が見事に表現されている。

MVのお気に入りポイントを聞いたところ、RUIは「最後にドローンでコザを全体を映すシーンが好きですね」、KANONは「このMVのためだけに作られたグラフティの看板があるんですけど、本当にクオリティが高くて。その看板をバックに踊っている僕たちを観てほしいです。何よりコザってストリートを感じる街ですし、このドラマもダーティさのあるストリートのお話なので、その雰囲気をそのまま表した映像になっています」と力説している。

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■音楽、演技…無限に広がる可能性

『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』を通じて、演技にも挑戦した3人。それぞれの思いを下記のように明かしている。

「急に『ドラマの撮影で1ヵ月間沖縄へ行ってください』と言われた時は、不安で泣きそうになりましたね。僕が演じたミックは、バカっぽい印象を持たれると思うんですけど、実は内面にはいろんな思いを抱えている人物で。その点は自分と通ずるものがあったので、シンパシーを感じました。ただ、僕は平和主義なので、そこはミックと違います(笑)」(TAIKI)

「初めてのドラマ出演だけでもすごいことなのに、主演を任せていただけるってかなり高いハードルじゃないですか。やるしかないなと腹を括りしました。僕が演じたヨウジは、ちゃんとした素ぶりもできるんですけど、実際はおふざけキャラというギャップが面白くて。情報屋のヨウジ同様、僕もどうでもいい雑学をいっぱい持っていて、それを人にひけらかしたくなるところが似ているなと思います」(KANON)

「前々から演技レッスンをこの3人で2年ぐらいやっていたので、これまでレッスンで積み上げてきたものを発揮できるんだなと楽しみでした。ただ、まわりの方からは今回演じたタクと雰囲気がそもそも似てる! とよく言われたものの…自分としては、似ていないところが多いなと感じる役どころだったので、実際に演じてみるとかなり苦労しました」(RUI)

また、撮影が進むにつれ、TAIKIは「撮影の終盤は前日の夜と当日の朝に1回ずつ台本を読んだだけで、セリフが頭に入るようになりました。現場でカメラが回っていないところでも『ミック、こっち来て』と役名で呼ばれていたのもあり、最終日の頃にはミックが自分の中に染みついていました」と変化を感じたようだ。

スキルを磨き、様々なチャンスに積極的にトライし、自身の可能性を存分に広げていくBMSG TRAINEE。RUI、TAIKI、KANONの『THE LAST PIECE』参加もそうだが、これから彼らがどのような夢を描き、実現していくのか。期待が高まるばかりだ。

INTERVIEW & TEXT BY 真貝聡

THE FIRST TIMES編集部

WACOCA: People, Life, Style.

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