
三原羽衣ら主演映画、北米・ファンタジア国際映画祭にてワールドプレミア決定
俳優の三原羽衣らが主演を務める映画『ブルックリンでZ級監督と恋に落ちた私』が、に北米最大のジャンル映画祭・ファンタジア国際映画祭にてワールドプレミア決定した。
同作でメガホンを取るのは世界20ヵ国85以上の映画祭に入選し、11のグランプリを受賞した『異物』シリーズを手掛けた宇賀那健一監督。撮影は全編ニューヨークロケで行われ、新感覚ラブコメ映画に仕上がった。2026年春、全国ロードショーとなる。
主演のシイナ役を務めるのは、第7回日本制服アワードグランプリを受賞し、ABEMA『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』に出演しブレイクを果たした三原羽衣。シイナに翻弄されるボーイフレンドのレン役には今年結成5周年を迎えた今話題のボーイズグループOWVで活躍中の中川勝就。売れないB級映画監督として偶然シイナと出会うジャック役にはオーディションにて大抜擢されたニューヨークの俳優エステヴァン・ムニョス。
特別出演として、ジャックが働く映画制作会社の社長ラスティ役には『デッド・ドント・ダイ』にも出演したアメリカの人気俳優でもありニューヨークを拠点に映画制作、監督やプロデューサーとしても活躍しているラリー・フェセンデン。また、特別出演として『悪魔の毒々モンスター』の監督であり、”Z級映画”という言葉でも有名なトロマ・エンターテイメントの社長でもあるカルト映画の神様、ロイド・カウフマンも、『悪魔がはらわたでいけにえで私』、『ザ・ゲスイドウズ』に引き続き出演する。
日本で人気俳優のシイナは、休みなく働き世間で注目を浴びながら目まぐるしく過ぎて行く毎日に、何のために役者を志したのかさえも忘れてしまっていた。うんざりするような毎日の中で、ひょんな事から炎上してしまうシイナ。ヤケになって仕事も事務所も放り出して、気晴らしにボーイフレンドのレンと訪れたのはニューヨーク。ニューヨークでもシイナのわがままに振り回されるレン。そんなシイナにうんざりしたレンは大喧嘩の後、スーツケースごとシイナを置き去りにしてしまう。英語も話せない、ここがどこかもわからない、絶望し1人バーで泥酔したシイナの前に現れたのは、ニューヨークの小さな映画制作プロダクションで働く売れないZ監督のジャック。新作映画を撮影中のジャックは主演女優に撮影前日にドタキャンされてしまいピンチに陥っていた。そんなジャックは、泥酔してゲロまみれのシイナを見てある事を思いつく。
■キャスト&スタッフコメント
◇三原羽衣
始め『みーんな宇宙人』でご一緒した宇賀那監督の独特な世界観に惹かれていたので、また今回ご一緒できると聞き、本当にうれしかったです。主演という大きな役に加え、全編ニューヨークロケ、共演の中川さん以外はほぼ全員が海外のスタッフ・キャストと聞いて、不安もありましたが、それ以上に挑戦したい気持ちが強くなりました。
この作品と出会ったのは、役者として今後の道を悩んでいた時期でした。そんな中、言葉や文化の壁を越えてチームと心を通わせながら、ひとつの作品をつくりあげていく喜びを全身で感じ、「やっぱりお芝居って楽しい」と改めて思えたことは、大きな転機となりました。共演の中川さんやエステヴァンをはじめ、多国籍の素晴らしい仲間たちに支えられて最後まで走り切れたこと、そしてその中で主演として役割を果たせたことは、私にとって大きな誇りです。
そんな特別な作品が、北米最大のジャンル映画祭「ファンタジア国際映画祭」でワールドプレミアを迎えることになり、言葉にならないほど感激しています。たくさんの方に届いてほしいという思いでいっぱいです。「LOVE」は国や言葉を超えて届く、世界共通の感情。この映画が、そんな“愛”のかたちを多くの人に届けられたらうれしいです。
◇中川勝就
僕自身初の映画出演で、更にロケ地が全てNYだったので、スタッフさんやキャストの方々がほとんど海外の方で、緊張してぎこちないこともあったと思いますが、全てが新鮮でわくわくする撮影でした。
宇賀那監督を初めとする全員が作品への情熱が本当に高く、一緒にこの映画を作り上げることができたこと、そして皆さんと出会えたことが自分の人生において確実に宝物となりました。
また、出演させて頂く作品がこうして「ファンタジア国際映画祭」でのワールドプレミアが決まり、海外でも上映される事がすごく嬉しく、光栄なことだと感じています。三原さん、エステヴァン、僕が織りなす恋模様や心情の葛藤を楽しんで頂き、是非1人でも多くの方に、言語の壁を超えた新たなエンターテイメントを、そしてロマンスコメディの最先端を感じて頂きたいです。
◇宇賀那健一(監督)
NYの地で、ほとんどがNYのスタッフ・キャストの中、日本の売れている女優とブルックリンの全く売れていないZ級ホラー監督のロマンスコメディを作りました。文化の違い、言語の違い、撮影するルーティンの違い、勿論さまざまな違いはあったのですが、「映画」という共通言語のもと、必死に「自分たちが良いと思える映画」を追い求める時間は青春でした。そして、その先に生まれた作品がファンタジア国際映画祭という素晴らしい映画祭でワールドプレミア出来ること、とても嬉しく思っています。三原さん、エステヴァン、中川さんの滑稽且つ愛らしい恋愛模様を楽しんでもらえたら嬉しいです。
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