日曜劇場『キャスター』第4話は、ある殺人事件と桐桜女子中学で巻き起こった盗撮騒動を中心に描かれた。本編では、海馬浩司(岡部たかし)の報道マンとしての葛藤、進藤壮一(阿部寛)と娘・横尾すみれ(堀越麗禾)とのやりとりなど、ふたりの知られざる“父親の一面”が明らかに。そんななか、進藤と本橋悠介(道枝駿佑)の関係性に変化があって……。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
JBN『ニュースゲート』では、ある殺人事件のニュースを報道。宮野雪(下尾みう)殺害事件で逮捕された吉木勇也容疑者が、誤認逮捕であることを“速報”で報じた。真犯人が自首してきたのだ。
一方、海馬の娘・灯里(竹下優名)が通う桐桜女子中学で盗撮騒動が発生。心配した海馬は、灯里が所属しているバスケットボール部の取材企画を提案する。彼の代わりに、本橋や崎久保華(永野芽郁)らが表向きの取材を進めつつ、裏では盗撮についても調べることになった。
調査した結果、本橋は、顧問の芳賀弘道(高橋努)が盗撮に関わっているのではないか、とにらむ。
そんななか、宮野の写真が盗撮サイトにアップされていたことが発覚。新たに逮捕された容疑者は、闇バイトで殺人を行ったと自首をしたが、盗撮サイトの運営者が指示役の可能性が高かった。また、そのサイトには、バスケ部員の写真も掲載されていた。借金で苦しんでいた芳賀が金目的で盗撮した?まずは、彼女たちの身を守らなければならない。海馬は大慌てで警察に連絡をする。
その後、盗撮用カメラを置いたのは灯里であることがわかった。SNSで知り合った男性とやりとりしていた灯里。男からの「ハッキングでテスト問題を事前に入手してあげる」との甘い誘いに乗ってしまったという。その件をきっかけに脅されるようになり、なくなくカメラを設置。未遂に終わったものの、取り返しのつかないことをしていた。
進藤は灯里に接触し、脅してきた犯人をおびき寄せることに。警察にも協力してもらい、犯人を捕まえることに成功。カメラを向けると、犯人は学校の警備員(馬場徹)だった。
犯人が捕まってもなお、進藤は取材を進め、警備員が隠していたスマホとノートパソコンを見つける。そのおかげで、盗撮サイトの運営者が吉木であり、彼こそが宮野の殺害を依頼した張本人であることもわかった。
今回、灯里と同じ学校に通うすみれが進藤に“協力”というかたちで関わった。父親を嫌う様子を見せていたこと、海馬と灯里の親子のやりとりなど、注目ポイントは多くあったが、こちらでは「本橋が進藤に弟子入りした」と言っても過言ではないシーンをピックアップしたい。
先日の「iL細胞」騒動以降、すっかり進藤に心酔している本橋は「何か手伝えることはないか」と声をかける。どうやら、進藤の役に立ちたいようだ。そんな彼の気持ちを知ってか知らずか、進藤は「レッスン1」と、出勤前の刑事に接触するよう指示を出す。そんな本橋の暗躍もあって、宮野の誤認逮捕をスクープできた。
さらに、芳賀が疑われていたとき、必ず海馬が動くと予測した進藤は「レッスン2だ。取材には尾行も重要」と彼の動きを見て学ぶよう伝えた。SNSで「忠犬すぎる」といった声もあるように、視聴者は、ふたりの関係性にも釘付けのようだった。
本橋的には「報道マンとして経験を積めている」、「進藤の役に立っている」と思っているかもしれないが、進藤としては、事件の真相を明らかにする“駒”と思っている可能性もある。「本橋に報道のイロハを叩き込みたい」という想いも持っていてほしいが、果たして……。
ただ、進藤に従順な本橋がいなければ解決しなかった問題、スクープもあるのは確か。今後、ふたりの師弟関係が強固になっていくのか?成長していく本橋の姿も見てみたいものだ。
次回は進藤たちが警察の闇を暴く!?予告を見る限り、進藤と本橋が一緒に行動しているシーンも多くありそう。ふたりの関係性にも注目しつつ、楽しみに放送を待ちたい。
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