内覧会に登壇した、ハイセンスジャパン社長の張喜峰氏は「ハイセンスグループの2024年における世界のテレビ出荷台数は2,914万台に達し、3年連続で世界第2位を獲得、7年連続で成長を遂げている唯一のブランドだ。日本市場においてハイセンスグループのテレビシェアは第1位、ハイセンスブランドだけでも第3位に飛躍し、業界平均を上回る成長を続けている」とコメント。
今回投入するフラッグシップモデル「U9R」シリーズについては、「4,000以上の分割エリアと98%のDCI P3カバー率、ARコートの超低反射スクリーンを採用し、OLEDを超える画質を実現できた」と自信を覗かせた。
山本一人副社長は、日本市場におけるテレビ事業の成功について「日本基準の品質と、世界規模の量産」がポイントだと説明。
「我々は、TVS REGZAと共同開発したエンジンなど日本基準の品質をもった唯一の海外ブランド。そして約3,000万台というテレビの生産量を確保しており、非常に高いコストメリットが生み出せるのが強み。日本のテレビ市場は全体で450万台であり、我々の規模はその8倍。2025年はシェア20%、国内シェア第2位を目指し着々と準備を進めている」と明かした。
販売企画の石橋秀元氏は、日本のテレビ市場について「直近10年間を見た時、テレビ市場は2020年の620万台をピークに徐々に下がってきているものの、2024年は当初の予想よりも20万台ほど多い450万台で着地。ようやくそこをついてきた」と分析。
また近年は、販売台数・金額ともにミニLEDが有機ELを上回っており、「有機ELとミニLEDの逆転が起こり始めている。2025年に入ってもその傾向が強くなっており、ミニLEDの伸長が想定以上に進んでいる。ミニLED市場において、我々は確実にシェアを伸ばしているが、更なる成長には、ミニLEDの拡充が必要と考えており、今回の新製品の導入で更なる伸長が期待できる」と話した。
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