この動画は、2025年1月31日に開催された「楽天新春カンファレンス2025」ゲスト講演の内容を収録したものです。
AI技術が急速に進化する今、「AIに人間の仕事が奪われるのでは」と不安を感じる人は少なくありません。AIの普及により社会やビジネスはどのように変化し、私たちはそれにどう向き合うべきなのでしょうか。
今回は、2024年11月に映画化された長編小説『本心』で、AIが普及した近未来を描いた平野啓一郎氏に、「AIと人間の役割分担」についてお話しいただきました。
何をAIに任せ、何を人間が担うべきなのか?
平野氏は、「人間が作った」という価値はこれからも残り続けると語ります。
AIと人間が共生する未来に向けた、洞察に満ちた講演をお届けします。
〈出演者〉
平野 啓一郎|小説家
1975年、愛知県蒲郡市生まれ、福岡県北九州市出身。京都大学法学部卒。在学中の1999年に文芸誌『新潮』に投稿した小説『日蝕』で第120回芥川賞を受賞した。以後、一作毎に変化する多彩なスタイルで、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。
主な著書に、小説『葬送』、『高瀬川』、『決壊』、『ドーン』、『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、『マチネの終わりに』、『ある男』、『本心』等、エッセイに『本の読み方 スロー・リーディングの実践』、『小説の読み方』、『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、『考える葦』、『「カッコいい」とは何か』、『死刑について』、『三島由紀夫論』等がある。2024年、短篇集としては10年ぶりの発表となる最新作『富士山』を刊行。