集合住宅で凄絶近隣トラブル 画家の男が逮捕・起訴 連日“怒声”に…“呪い”絶叫【羽鳥慎一モーニングショー】(2024年2月20日)

 名古屋市にある集合住宅に設置された防犯カメラの映像。男が木刀で柵をたたいてその後、暴言を吐いている様子が映っている。7年にわたって誹謗(ひぼう)中傷などの近隣トラブルを繰り返していた58歳の画家の男が逮捕・起訴された。

■深夜に“金属音”と”怒鳴り声”が響き渡る

 住民が寝静まる午前3時ごろの名古屋市の集合住宅。真夜中に金属音と怒鳴り声が響き渡る。木刀を持ち、金属製の柵を何度も打ち付けて住民を威嚇する。

 この迷惑行為は翌日、同じ時間帯にも行われ…。


「出てこい早う。よう出て来んのか。殺したろか。はよ出て来い」

 別の日には防犯カメラを設置したことに怒りをあらわにし…。


「勝手にカメラつけやがって馬鹿野郎てめぇなにやっとんや急に!!」

さらに…。


「お前、命の心配しろ!なあ、命の方の心配しとけ!」

■「絵のモデル」断ったことがきっかけで…

  脅迫めいた暴言は連日のように繰り返され、住民は恐怖におびえているという。

被害者Aさん
「深夜2時か3時。とにかく深夜ですね。眠れないです、怖いですから」

 迷惑行為を受けているのは、夫婦で集合住宅に暮らす被害者Aさん。

 木刀を持ち「殺すぞ」などと脅迫したことで逮捕・起訴されたのは、同じ集合住宅に住む、職業・画家の柿本英雄被告(58)。

 Aさんによると、トラブルは7年ほど前から続いていて、柿本被告からのある相談をきっかけにエスカレートし始めたという。

被害者Aさん
「娘が絵のモデルになってくれということで、娘に聞いてみたら、娘は即答でいやだって。それから(迷惑行為が)始まった感じですね」

 絵のモデルを断ったことがきっかけで、関係が悪化。嫌がらせを受けるようになったという。

柿本被告
「ストレスとかそんなんかかってたらなるわなあって。見ろしっかりと!この鮮血を」

 ハンカチのようなものを掲げ、血が付いていると主張する柿本被告。窓の隙間からにらみつけるような姿も。

柿本被告
「誰が見たって鮮血だろうがこれは、なあ。誰が見ても鮮血だろう、なあ。出てこいて」

 この日、柿本被告はAさんから受けたストレスが原因で体調不良になったという主張を繰り返していた。

■共用部分で画材を広げ…絵を描く迷惑行為

 柿本被告の迷惑行為はそれだけではない。市営住宅の共用部分であるエレベーターホール。画面右下にいるのが被告だ。何をしているかというと…なんと、イーゼルを立て、絵を描いている。奥にはエレベーターやポスト、階段があり住民にとってまさに出入り口となる場所だが、そんななかで画材を広げる。

自治会の副会長 櫻井正行さん
「(Q.もうこの出入り口をふさぐ状況?)このこれだけしかない状況ですね。歩くと声掛けられたり、文句をちょっと言われたり」

 警察が注意をしに来ても、被告は気にする様子もなく、再び絵を描き始める。

櫻井さん
「こちらには足の悪い高齢者の方もいらっしゃいますので、やはり会いたくないということで(エレベーターがない)反対側の階段を利用して、高齢者の方にとってはかなりの負担だったと思う」

■毎晩、被害者宅前で奇行 警察来るも…

 住民が警察のアドバイスにより、防犯カメラを設置したところ、衝撃の映像が残っていた。

 深夜0時。靴を脱ぎ、廊下に座り込んだかと思うと…。

柿本被告
「二度と世界に輪廻(りんね)転生させぬようにここに祈願する~地獄道へ(被害者Aさん)ならびに(Aさんの妻)を落としたまえ~カーッ!!」

 被害者の名前を織り交ぜた、呪うような言葉。実はこの奇行、ほぼ毎晩、Aさんの家の前で行われていた。

柿本被告
「きょうもありがたいお経をあげてやるでな」

 お経というよりも、それはまるで“呪いの儀式”だ。

被害者Aさん
「大体、午前0時から午前1時の間に来ます。私と妻の名前を言って、『地獄に落ちろー』『カーッ』とか言って。その『カーッ』っていうのがすごい音なんです。鳴り響く。それで目が覚めるっていう状態です」

 さらに、嫌がらせは一日に何度も行われる。

 そして午前6時。警察が到着するが「二度と来るな!」と警察官を大声で怒鳴りつける。

柿本被告
「早よ行けって、しつこいな、お前らは本当に」

 被害者は、これまで何度も警察に相談。警察が何度注意をしても、被告は全く聞く耳を持たない様子だという。

 警察が帰ろうとすると、なぜか大声で呼び止め「うるせえ!だまっとれ!行けハゲ!行けはよ!本当にアホな顔しとるなあ!」と暴言を吐く。

 警察が帰って数分後、「出てこんか早う。何にも結局言えずに帰ってったで、あいつら」と大声を出し、手には木刀のような棒が。気づけば空も明るくなった午前7時すぎ。

柿本被告
「お前命の心配しろ!なあ、命の方の心配しとけ!」

 住民を恐怖に陥れた異様な行動の数々。

 柿本被告は、「私がやったことについては間違いありません」と容疑を認めている。

 18日、柿本被告と同居する母親を訪ねると…。

柿本被告の母親
「(Q.お話をお伺えますか?)いや、できないよ、そんな余分なこと。お話する必要ないでしょ。あんたたちに余分なこと一切言うなっていうこと」

■嫌がらせが原因で引っ越しも…

 嫌がらせが原因で引っ越しを余儀なくされた人もいる。

嫌がらせが原因で引っ越しした被害者Bさん
「10年ぐらい前か。とにかくもうただ怖いっていうか…もうだんだんひどくエスカレートしていくし。本当に恐ろしかったです。(家族と)『もう自分たちの体がおかしくなるから(市営住宅を)出よう』って言って」

 当時の日記には「犯罪の言葉ばかり言って脅す」「本当に怖い。体ふるえがくる」など悲痛な叫びが書かれていた。

 精神を追いつめられる状況のなか、7年もの間、嫌がらせを受け続けた被害者のAさんは次のように話す。

被害者Aさん
「やっとこれで自由になれる。でもホッとしたんですけど、いまだにおるかもしれんという(気がして)まだ不安が続いています」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年2月20日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

23 Comments

  1. 管理人、住宅供給公社、自治会長、は何にも出来なかったのかなぁ。辛すぎる。

  2. よく7年も耐えたななんでこんな嫌がらせみたいなのするんやろうな。逆に怖いわ

  3. この画家のTwitterとWebサイト見たけど、"天才画家"を自称してて痛々しい人だった。
    作曲家ワーグナーも人格は酷かったから、彼の作品の芸術性をそれで否定する気は毛頭ないけど、他人への嫌がらせは酷すぎる。
    2度と嫌がらせできない様に厳しい処分をすべきだ。恐らく執行猶予になると思うけど、再犯したら容赦してはいけない。

  4. 被害者に家族、女子供が居るから弱気になるのも解るけど、これはどうにかしようと思わないのか。
    木刀持ってるって事は喧嘩が弱いからだし、相手が木刀振りかざす前に近づいたら相手は何も出来ないじゃん。
    取っ組み合いになるだけで力あるようにも見えないしどうにでもなるやろに。
    奥さんにすぐ110番させながら旦那が出て行ってもいいし話は全てカメラあるし。
    無料相談とかしたのか? 何をそこまでびびってんのやろと思う。

  5. これ 生○だと分かったらみんなだんまり。
    そういい人達ばかりです。弱いもの虐めは止めましょう! に成る。歩が金になるんですね。

  6. 7年もほっといたん?たまんないわ頭がおかしくなる。狂ってるよ。こんな奴の絵のモデルになるわけない

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