カバチタレ!第1話 恋する女、温泉に売られる
行政書士事務所を舞台にして、主人公である田村勝弘が様々なトラブルに葛藤しながら、法律知識を用いて依頼人を守っていく物語である。 毎回の依頼者や、ゲストキャラの多くは広島在住者で、男女を問わず多少誇張された広島弁で喋るのが特徴である。 青木雄二は本作の監修者とされているが、コマ割りや絵柄など青木の作風を踏襲しており、内容も法律を悪用しながらも様々な手段を用いて戦っていく青木の独特のテイストを含んでいる。単なる勧善懲悪な物語ではなく解決せずに終わった話も多い。単行本の表紙などでは、青木の名前が原作者や作画よりも強調されていた[注 1]。 

作者曰く「事件屋をもとにした『がんぼ』の方が玄人の法律家に支持されている」という[注 2]。

同じ原作:田島隆、作画:東風孝広により『イブニング』で連載している事件屋をテーマにした作品『極悪がんぼ』とは世界設定が共通しており、『極悪がんぼ』の主人公である神崎守と本作の主人公である田村が鉢合わせする場面がある他『極悪がんぼ』においては大野事務所と神崎が直接交渉するシーン[注 3]があったり、神崎が大野事務所に出向くシーンがある。また、監修者である青木雄二の作品『ナニワ金融道』に登場する帝国金融の広島支店の看板も登場しており、同一の世界にあることが示唆されているが、特上カバチにタイトルを変更してからは、がんぼの登場人物が登場することは一切なくなった。

タイトルについては、主人公の田村が行政書士試験に合格するまでは『カバチタレ!』、試験に合格して資格を取ってからは『特上カバチ!! -カバチタレ! 2-』、事務所を引き継いで所長になってからは『カバチ!!!-カバチタレ!3-』と変更されている。カバチとは広島弁で「屁理屈」を意味し、カバチタレとは「屁理屈屋」の意である。また台湾や韓国といった日本国外でも出版されている(台湾での本作品のタイトルは「代書萬萬歳!」)。

9 Comments

  1. めっちゃ面白いドラマ!。法律の勉強にもなるし。中身が濃い。最後の大杉漣で久々に大笑い😂。

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