ロシアの無名の俳優セルゲイ・フェティソフが書き遺した回想録『ロマンについての物語』を、ペット・ショップ・ボーイズの“Together”やModyの“Wait for Me”、BBCワールド制作のライブドキュメンタリー『Robbie Williams:Fans Journey to Tallinn』の監督・プロデューサーとして知られている、エストニア出身のペーテル・レバネが映画化。

 FacebookなどのSNSを媒介にして、国籍を問わない映画業界人たちが隠れた名作として拡散したことでも話題となった作品が、2024年2月9日より、新宿ピカデリーほか全国で公開されることが決定した。

 『ブロークバック・マウンテン』や『アナザー・カントリー』を彷彿とさせる“秘められた愛”が、繊細かつ壮大なスケールで描かれる。主演は、『博士と彼女のセオリー』『キングスマン』の“英国出身アップカミングスター”トム・プライヤーと、“ウクライナの正統派二枚目俳優オレグ・ザゴロドニー。冷戦時代ソビエト占領下のエストニアを舞台に、当時決して許されるものではなかった愛の物語をリアルに演じている。

 このティザー予告は、主人公セルゲイとロマンの愛の衝動を表現したEmo Ver.。埋められぬ愛の距離感を切なく表現したFeel Ver.もある。

⇒https://youtu.be/6Bu0Wpuu-qk?si=xeY5OIDyXHOm-pKT

■ストーリー
1970年代後期、ソ連占領下のエストニア。モスクワで役者になることを夢見る若き二等兵セルゲイ(トム・プライヤー)は、間もなく兵役を終える日を迎えようとしていた。そんなある日、パイロット将校のロマン(オレグ・ザゴロドニー)が、セルゲイと同じ基地に配属されてくる。セルゲイは、ロマンの毅然としていて謎めいた雰囲気に一瞬で心奪われる。ロマンも、セルゲイと目が合ったその瞬間から、体に閃光が走るのを感じていた。写真という共通の趣味を持つ二人の友情が、愛へと変わるのに多くの時間を必要としなかった。しかし当時のソビエトでは同性愛はタブーで、発覚すれば厳罰に処された。一方、同僚の女性将校ルイーザ(ダイアナ・ポザルスカヤ)もまた、ロマンに思いを寄せていた。そんな折、セルゲイとロマンの関係を怪しむクズネツォフ大佐は、二人の身辺調査を始めるのだった。

タイトルの「ファイアバード」とは、火・熱・太陽の象徴である“火の((ルビ=ファイアバード)”には、永遠の命と大きな愛の力が宿っている。しかしその圧倒的な強さゆえ、触れると火傷をすることもある。

監督・脚色:ペーテル・レバネ
共同脚色 : トム・プライヤー / セルゲイ・フェティソフ
原作 : セルゲイ・フェティソフ
出演 : トム・プライヤー / オレグ・ザゴロドニー / ダイアナ・ポザルスカヤ
2021年 | エストニア・イギリス合作 | 英語・ロシア語 | 107分 | 1.85:1 | 5.1ch | DCP & Blu-ray
配給・宣伝 : リアリーライクフィルムズ
宣伝デザイン : HYPHEN
予告編監督 : 株式会社ココロドル
日本語字幕翻訳 : 大沢晴美
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