同性愛の“治療”で電気ショックを受けさせる不寛容な社会/映画『蟻の王』予告編

「この国に同性愛者は存在しない」とされていた、過酷な時代に恋に落ちた詩人と青年…。名匠ジャン二・アメリオ監督が今の時代に問う、愛と人間の尊厳の物語。新星レオナルド・マルテーゼ ヴェネチア国際映画祭 新人賞2冠!(独立賞)『蟻の王』予告編が解禁!

人と人との繋がりを、時に冷徹に、時に繊細に描き続けてきたヨーロッパを代表する名匠ジャンニ・アメリオ監督の最新作は、同性愛者の存在すら認められなかった時代に恋に落ちた、実在した詩人で劇作家のアルド・ブライバンティとその教え子を巡る史実、“ブライバンティ事件”にインスパイアされた、“人間の尊厳”を問い直す、魂を揺さぶる物語。

主演アルドを演じたイタリア映画界が誇る名優ルイジ・ロ・カーショは、本作で主演を務めることについて「どんな困難があっても尊敬するアメリオ監督と仕事をしたかった。脚本を読んで、ブライバンティのことを知り、この作品がもつ社会的な重要性を知るにつれて、自分が出来る最大限のことをしたいと思った」と真摯な熱い想いを語っており、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とナストロ・ダルジェント賞の主演男優賞にノミネートされた。

そして、アルドとの愛を貫き通そうとするエットレ役には、アメリオ監督に、その全身全霊の演技を「映画の奇跡」と称された、本作が映画デビューとなる新星レオナルド・マルテーゼが抜擢され、ヴェネチア国際映画祭では独立賞で新人賞2冠を受賞。ナストロ・ダルジェント賞では、今後のイタリア映画界での活躍が期待される俳優に送られる新人賞を見事受賞した。

既に日本のイタリア映画ファンからも注目を集めており、5月に開催されたイタリア映画祭でのプレミア上映でのアンケートでは「エットレ役のレオナルド・マルテーゼの迫真の演技に心が震えた。」「エットレの純粋な心と、表情の表現が本当に素晴らしかった」といった賛辞の声が多数寄せられた。本年度のカンヌ国際映画祭に正式出品されたマルコ・ベロッキオ監督の最新作『RAPITO』(原題)にも重要な役で出演しており、今後ますますの活躍が期待されている。

解禁となった予告編は、アルドとエットレが互いに惹かれ愛し合いながらも、家族や法によって引き裂かれ、アルドが“教唆罪”に問われ法廷に立つ様子、エットレが“治療”と称した電気ショックを受ける姿が映し出された。二人が愛を貫き、不当に抗う強い意志を感じられるものになっている。
『蟻の王』は2023年11月10日公開

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#蟻の王#アルドブライバンティ#イタリア映画

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