お気に入りの映画の話から、気になるあの人の心の中を少しだけのぞき見る【かけがえのない1本】シリーズ。今回は、8月13日よりWOWOWにて放送・配信中のオリジナルドラマ『連続ドラマW 事件』(毎週日曜 後10:00、全4話)に主演する俳優の椎名桔平さんが登場。

『デッドマン・ウォーキング』(1995年)

 “希望の家”で働くシスター・ヘレン(スーザン・サランドン)は死刑囚マシュー(ショーン・ペン)からの手紙を受け取り、彼と接見する事に。マシューは相棒と共に殺人罪で州立刑務所に入れられているのだが、自分だけが死刑判決された事に怒りを覚えていた。ヘレンは特赦を得ようと行動を起こすが、嘆願はことごとく却下。犯罪者でも一人の人間として接する彼女は、毎日マシューと会う内に互いに心を通わせていくが、それでも死刑執行の日は刻一刻と近づいていく。

 監督は、『ショーシャンクの空に』(1994年)で主演を務めるなど、俳優としても活躍するティム・ロビンス。主演のスーザン・サランドンはこの映画でアカデミー賞主演女優賞を、ショーン・ペンはベルリン国際映画祭で主演男優賞をそれぞれ獲得した。

■『連続ドラマW 事件』

 1978年に「第31回日本推理作家協会賞」を受賞し、同年映画化もされた⼤岡昇平の裁判⼩説『事件』を、現代に置き換えて描く。椎名は元エリート裁判官の弁護士・菊地大三郎を演じる。

 過去に裁判⻑として⾃⾝が下した判決がトラウマになり、法廷から遠ざかっていた菊地が、殺人および死体遺棄で逮捕された19歳の青年・上田宏(望月歩)の弁護を担当することになり、物語は動きだす。本人の自白もあり、当初はすぐに判決が下る単純な裁判かと思われたが、検察での取り調べから一転、宏は裁判で殺意を否認。その後、法廷では意外な事実が次々と露見し、裁判員をはじめとする裁く側は大いに惑わされていく。菊地もまた、裁判を通して事件の裏に潜む残酷な“真実”と向き合うことになる。

『連続ドラマW 事件』
WOWOWにて毎週日曜午後10:00 放送・配信中
第1話無料放送/無料トライアル実施中
https://www.wowow.co.jp/drama/original/jiken/

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