沖縄のコザを舞台に、幼い息子を抱える17歳のアオイ(花瀬琴音)が社会の過酷な現実に直面する姿を描く『遠いところ』から、17歳の少女と愛する息子の非情な別れ…胸を突き刺す本編映像解禁!
主人公アオイを演じるのは、昨年『すずめの戸締り』に出演で話題を呼び、本作が映画初主演となる。東京出身の彼女が、撮影の1ヶ月前から現地で生活し、“沖縄で生まれ育った若者”アオイを体現する。
監督は、長編デビュー作『アイムクレイジー』(19)で、第22回富川国際ファンタスティック映画祭NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)に輝いた工藤将亮。長編3作目のオリジナル作品『遠いところ』は、4年に渡り沖縄で取材を重ね脚本を執筆、全編沖縄での撮影を敢行した。
今回、アオイが幼い息子、健吾(長谷川月起)と引き離されてしまう悲涙にむせぶこと必至の本編映像が解禁となった。
働きもせず酒に溺れるに夫マサヤ(佐久間祥朗)と健吾との生活を支えるために年齢を偽ってキャバクラで働いていたアオイ。だが、突然のガサ入れで警察沙汰となり働けなくなり、いざという時のために貯めていた“へそくり”も夫に持ち出されてしまう。拍車をかけるかのようにマサヤが起こした暴力事件で多額の示談金が必要となってしまう。仕方なく義母の由紀恵(松岡依都美)に健吾を預けたアオイは、心身を削りながら生活費を稼いでいた。
今回解禁された映像は、疲れ果てたアオイが仕事から帰宅した場面から始まる。道には合羽を着た男が立ち、家の中を見知らぬ人々が伺っている。ただならぬ気配に慌てて玄関に駆け寄ったアオイが「なにや?」と問う。奥からひとりの女性が健吾を抱いて現れると、「新垣さん、健吾君、一旦預かりましょうね」告げる。「なんでよ?」と戸惑うアオイの横を、児童相談所の職員たちは息子を連れて行く。その姿を玄関に現れた義母の由紀恵が言葉なく見つめている。
雨が降り始め傘を差した職員たちを追ったアオイは、「ちょっと待ってよ。いいよ。大丈夫。ねえ待って」と健吾に手を伸ばす。更に「待って、健吾」と追いすがるが「大丈夫だから」と2人がかりで止められてしまう。その視線の先には健吾が大好きなぬいぐるみが見える。「健吾、待ってよ。ねぇ、待ってよ」、心の支えである息子と離れ離れになってしまうアオイの悲痛な叫びが心を揺さぶる内容となっている。
ただ「普通に生きたい」と願いながらも、社会の苛酷な現実に追いつめられ、最愛の息子まで失ってしまうアオイは、どんな未来を選ぶのか。
『遠いところ』は2023年6月9日より沖縄先行公開、7月7日より全国順次ロードショー
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