薬物依存の症状に苦しむ弟と、その事実から目を背け生きてきた兄。愛憎入り混じる二人の衝突が、消えかかった生命に光を灯し始める社会派ドラマ映画『命の満ち欠け』、特報が解禁!

薬物依存の壮絶な実態、苛烈を極める虐待の連鎖、そして隠蔽。一人の薬物依存者の「受難」を丹念に描きながら、その原因を一つ一つ暴いていく本作。やがて明らかになる「闇」に、主人公は自らの意思で立ち向かい、「光」を照らそうとする——。

主人公のユウサク役を務めるのは、本作が初監督であり脚本も手掛けた小関翔太。青黒い顔色、落ち窪んだ瞼と頬など、薬物依存に苦しむ一人の若者に魂全体で憑依したかのような演技を見せ、ユウサクの兄・ショウタ役の上原剛史と共に全身全霊で本作に挑んだ。愛憎の念が入り混じる兄弟は、互いを満たし、同時にすり減らしてゆく「命の満ち欠け」とも呼べるつながりの中で、何を見出していくのか。苦悩や痛みを抱えながら生き抜いていかなければならない者たちの姿を凄まじい熱量で描き出す。

共演には、『由宇子の天秤』で第35回高崎映画祭最優秀新進俳優賞を受賞し、本作では不気味な存在感を放つ梅田誠弘、そして『Winny』『ガンニバル』等話題作への出演が続く大塚ヒロタ、自立支援施設長役を怪演する伊藤慶徳、『いつくしみふかき』で注目を集めた遠山雄、『距ててて』等若手監督としても活躍する加藤紗希らが集結した。

また、共同監督・撮影を務めた岸建太朗は、『Winny』では撮影と脚本を、『海辺の彼女たち』では撮影監督を、大阪アジアン映画祭では監督作『Hammock』が最優秀短編映画賞を獲得する等映像作家としても幅広く活躍。本作では少年時代の回想とフラッシュバックで見せる花火のシーンを筆頭に、その映像の美しさとパワーで作品に崇高さを与えている。

[STORY]
家族を忘れ自分勝手に生きてきた兄・ショウタと、薬物依存に陥り更生施設で暮らす弟・ユウサク。唯一の家族であった祖母が亡くなり、弟を引き取り共に暮らすことを決めたショウタ。ショウタは弟を救いたいが為、弟の人生を基にした映画を作ろうと、『命の満ち欠け』の脚本を書き始める。一方、新しい生活に馴染めないユウサクは、次第に薬物の禁断症状に苦しみはじめ、やがて、更正施設で起きた、ある”事件”のことを思い出していくが──
『命の満ち欠け』は2023年7月1日公開

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#命の満ち欠け#薬物依存#社会派ドラマ

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