俳優の高橋一生が主演を務める、テレビ朝日系土曜ナイトドラマ『6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱』(毎週土曜 後11:30〜深0:00)が、きょう14日に初回放送を迎える。

 地方都市で代々続く煙火店(=花火店)を舞台に、四代目の父・望月航(橋爪功)と息子・星太郎(高橋)をめぐる物語を描く。「すまん…」という一言を残して、航が亡くなり、星太郎はひとり途方に暮れることになるが、その数ヶ月後、死んだはずの父親が、当たり前のように日常に現れて…というホームコメディーファンタジー。本田翼が、人生の岐路に立ち、星太郎に弟子入り志願する謎の女性・水森ひかりを演じる。

 第1話は、夜空を彩る豪華絢爛な花火のシーンから始まる。実際に、今作のためだけに、ロケ地である山梨県で打ち上げられ、美しさと迫力に満ちた映像美となっている。

 また、向田邦子賞を受賞した橋部敦子氏のオリジナル脚本による、好テンポな会話劇もみどころ。先日行われた記者会見でも、「日常的なセリフの応酬なので、『うん』とか『おう』とかの相づちが意外と大事なんです」(高橋)、「会話のテンポが速く、セリフがトントントンって進んでいくんです。その会話に入り込まなきゃいけないんだけど、たまに『どこで入るんだっけ!?』ってなっちゃうんですよ」(橋爪)と、その難しさを明かしていた。

 そして一転、物語はファンタジーとなり、死んだはずの航が、なぜか星太郎の前に姿を現わす。あらゆる場面で、さまざまな格好で神出鬼没に登場する航と、そんな彼にずれたメガネを直すことも忘れて翻ろうされる星太郎。さらには、ひかりが花火を上げてほしいと訪ねてきたことで、星太郎はさらに四苦八苦していく

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