1日1ページずつ読むごとにアイデアや発想力がわいてくる『1日1アイデア 1分で読めて、悩みの種が片付いていく』(KADOKAWA)が2月22日に発売されました。

発売初年度にシリーズで国内外累計335万個を販売した「∞(むげん)プチプチ」を発案したことでも知られるおもちゃクリエーター、アイデア発想ファシリテーターの高橋晋平(たかはし・しんぺい)さんによる新刊で、世界中の事例や自身の経験から厳選した「人生を楽しくラクにするアイデア」を1日1つずつ、日付入りで365個紹介しています。

ウートピでは本の発売を記念して、同書の一部を抜粋して紹介。第2回目の今回は「人間関係に関するアイデア」をお届けします。

著者の高橋晋平さん

ほめるときは重箱の隅をつつき、叱る理由は3つまで

「重箱の隅をつつく」という言葉を辞書で調べると、「小さいことにわざわざ目をつけて、難癖をつけること」というような意味が書かれています。僕はこの言葉を、人をほめるときのことだと思うようにしています。

そもそも、なぜ人をほめる必要があるのでしょう。答えは「成長させるため」です。本人ですら自分のいい所だと気付いていない「いい所の種」を見つけて、ほめてあげることで、芽が出て、育って、花開きます。成長させてあげたい人や幸せになってほしい人がいるなら、その人を普段からよく観察して、重箱の隅をつつくように小さないい所を見つけて、ほめてあげましょう。

逆に叱るときは、重箱の隅をつついてはいけません。自分の中で人をってもよしとするポイントは 3つまでです。僕の場合は「人を傷つける」「過剰な欲を出す」「遅れて人を待たせても平気でいる」。

例えば自分の子どもがこの 3つのどれかをしたらります。自分の価値観で大切な 3つのことだけは、感情を表に出してることを自分に対して許容します。って、大切な自分の価値観を相手に伝えることは、悪いことではありません。他のことは話し合うようにしています。人は、話し合えば、永遠にわかりあえないということはないと信じています。

<コラム>
り方については、アンガーマネジメントのメソッドを参考にしています。何もかも怒らないようにするのではなく、「怒っていいこと」と「まーいっか!」と思えることをきちんと分けることが大切です。

苦手な相手への対応法を4パターンに分けてみた

「この人、苦手だなあ……」と思う相手って、どうしてもいますよね。でも、実際は悪人なんてこの世にはほとんどいません。相手を苦手だと思う理由は大きく分けて4つあり、それぞれどんなコミュニケーションを取ればいいかのコツがあります。

◆タイプA:言われたくない大切な指摘をしてくれる相手
→自分を成長させてくれるありがたい存在なので、一度素直に話を聞いてみましょう。自分が未熟だったというケースは結構多いものです。

◆タイプB:単に不器用な相手
→シャイだったり、自分の話ばかりしたくなったり、など、会話の間が違うだけなので、たくさん会話をして徐々にお互いの本音を伝え合えるよう、距離を縮めていきましょう。

◆タイプC:他のことで悲しんでいる相手
→人は心が満たされていないと、感情が暴走して他の人にキツめの態度をとってしまったり、失言をしてしまったりするものです。まずは優しさをたっぷりと注いであげましょう。

◆タイプD:他人をコントロールしようとしてしまう相手
→他人をコントロールしようとする人は未熟なので、まずは自分が自立して生きる姿を見せ続けて、相手を育てましょう。

<コラム>
ほとんどの人間関係は、自分のコミュニケーションの仕方ひとつで、今より一歩良くすることができます。でも、まれに本当に悪い人もいたりするので、そういうときは一目散に逃げ、頼れる人に助けを求めましょう。

■イベント情報

3/2(木)19:30 | 下北沢 本屋B&B
高橋晋平×田丸雅智「アイデアとは何か、を味わう夜」
『1日1アイデア 1分で読めて、悩みの種が片付いていく』(KADOKAWA)
『ビジネスと空想』(クロスメディア・パブリッシング)W刊行記念イベント
https://bb230302a.peatix.com/
現地参加・オンライン視聴(アーカイブあり) どちらも可能です。


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