Apple初のフォルダブル端末「iPhone Duo」が23日に韓国で正式発売されるのを前に、韓国の移動通信3社が専用保険と補償プログラムを相次いで打ち出し、事前獲得競争に入った。出庫価格が329万ウォン(256GB基準、約39万円)に達するうえ、内部ディスプレイの修理費だけで164万9,000ウォン(約20万円)と設定されたため、保険が事実上の必須購入項目として浮上したためだ。
22日の通信・モバイル業界によると、KTは発売日の23日、iPhone Duo専用の携帯電話保険「Phone Care i Duo」を投入する。来年4月まで加入できる期間限定商品で、月額保険料は1万5,000ウォン(約1,800円)。最大補償限度額は350万ウォン(約42万円)で、KTがこれまでに打ち出した携帯電話保険の中で最も高い。既存のiPhone保険(Phone Care_i18 Plus)とGalaxy Z Fold8保険の補償限度額がそれぞれ230万ウォン(約27万円)であることと比べると、約120万ウォン(約14万円)高い水準だ。
自己負担金は事故類型別に定額が適用される。紛失・盗難は40万ウォン(約4.8万円)、前面ガラスと背面破損および部分修理は4万ウォン(約4,800円)、リファービッシュ品(部品を再組み立てした機器)交換が必要なその他の破損は12万ウォン(約1.4万円)だ。例えばiPhone Duoを落として機器全体の交換が必要な場合、保険未加入者は246万9,000ウォン(約29万円)を負担しなければならないが、この商品の加入者は自己負担金12万ウォン(約1.4万円)だけで済む。
LGユープラスは返却補償に焦点を当てた。月5,000ウォン(約600円)の「50%補償パス」に加入すると、2年間使用したiPhone Duoを返却して新しいiPhoneに機種変更する際、破損の有無や外観状態にかかわらず出庫価格の半分をポイントで還元される。画面が割れていても256GBモデル基準で最大164万5,000ウォン(約20万円)を受け取れる。ただし電源が入らない機器は補償が制限される。積立ポイントは端末分割金や通信料金の支払いに使える。
SKテレコムもiPhone Duo専用保険を別途打ち出すと伝えられている。同社は先にiPhone 18 ProやGalaxy S25など高価格端末の発売に合わせて専用保険を投入した経緯がある。iPhone Duoがこれらの機器より高価で修理費負担も特に大きいため、専用商品の発売可能性が高いとの見方だ。
通信各社が専用保険を急ぐ背景には、iPhone Duoの高い修理費がある。Apple公式ホームページに公開された修理費を見ると、内部ディスプレイ交換費用は164万9,000ウォン(約20万円)で256GB基本モデル出庫価格の半分水準だ。その他の損傷修理は246万9,000ウォン(約29万円)で出庫価格の約75%に達する。外部画面の修理は55万9,000ウォン(約6.7万円)、バッテリー交換は34万9,000ウォン(約4.2万円)。既存フラッグシップのiPhone 18 Proの画面修理費が49万9,000ウォン(約6万円)であることと比べると、はるかに高い。
韓国国内の修理費は米国より高く設定された。米国でのiPhone Duo内部画面修理費は999ドル(約16万円)。韓国国内の修理費(164万9,000ウォン、約20万円)が30万円以上高い計算だ。米国価格は税抜きで韓国価格には10%の付加価値税が含まれているが、これを勘案しても韓国国内の修理費が約13%高いという計算になる。その他の損傷修理は米国が1,499ドル(約24万円)、韓国が246万9,000ウォン(約29万円)で50万円近い差がある。AppleがiPhone Duoの韓国出庫価格を決める際に1ドル当たり1,500ウォン前後の為替レートを適用したとみられるが、修理費にも同じ基準が適用されたと解釈される。21日のウォン・ドル為替レートは1,328.1ウォンで取引を終えた。
携帯電話保険は通常、加入時点の出庫価格を基準に補償限度額を設定するが、iPhone Duoは出庫価格が非常に高いため、大容量モデルの場合、補償限度額が機器価格に届かない。KTがPhone Care i Duoの補償限度額を自社保険商品の中で最高水準に引き上げたが、iPhone Duoの512GB(359万ウォン、約43万円)、1TB(419万ウォン、約50万円)、2TB(509万ウォン、約61万円)の価格には依然として届かない。
ある通信業界関係者は「iPhone Duoは機器価格が高く修理費も高いため、他の機器より保険加入の割合が高くなると予想される」と述べた。
一方、iPhone Duoは発売前から品薄現象を起こしている。Apple公式オンラインストアの配送予定日が来年1月まで延び、自給制(SIMフリー)ではなく通信各社の流通網に目を向ける需要も現れている。ただし通信各社も初期確保分を急速に消化したうえ、追加供給日程を確定できず、製品の受け取り日を保証しにくい状況だ。
市場ではiPhone Duoの総所有コストが購入判断の核心変数として浮上したとの分析が出ている。出庫価格329万ウォン(約39万円)にAppleCare+の2年加入費54万9,000ウォン(約6.5万円)を加えると383万9,000ウォン(約46万円)で40万円に迫る。競合製品であるSamsung ElectronicsのGalaxy Z Fold8(256GB)の出庫価格227万8,100ウォン(約27万円)に「New Galaxy AIサブスククラブ」の2年利用料23万7,600ウォン(約2.8万円)を合わせた251万5,700ウォン(約30万円)と比べると、132万3,300ウォン(約16万円)の差だ。Galaxy AIサブスククラブが月9,900ウォン(約1,200円)のサブスク型であるのに対し、AppleCare+は加入時に全額を決済しなければならず初期負担を大きくする。Galaxy Z Fold8のメインディスプレイ修理費はSamsung Care+未加入基準で77万4,000ウォン(約9.2万円)で、iPhone Duoとは87万5,000ウォン(約10万円)の差だ。
業界関係者は「フォルダブル市場で高価格製品が増えるにつれ、出庫価格だけでなく保険料や修理費、中古機器の残存価値まで含めた総所有コストが購入判断の主要変数として浮上している」と分析した。
項目iPhone Duo(256GB)Galaxy Z Fold8(256GB)出庫価格329万ウォン(約39万円)227万8,100ウォン(約27万円)2年保証サービス費用AppleCare+ 54万9,000ウォン(約6.5万円)Galaxy AIサブスククラブ 23万7,600ウォン(約2.8万円)合計383万9,000ウォン(約46万円)251万5,700ウォン(約30万円)内部(メイン)画面修理費164万9,000ウォン(約20万円)77万4,000ウォン(約9.2万円)
注:保証サービスはAppleCare+の2年一時払い、Galaxy AIサブスククラブの2年利用料基準
iPhone Duo修理項目韓国米国内部ディスプレイ164万9,000ウォン(約20万円)999ドル(約16万円)その他の損傷246万9,000ウォン(約29万円)1,499ドル(約24万円)外部画面55万9,000ウォン(約6.7万円)-バッテリー交換34万9,000ウォン(約4.2万円)-
注:米国価格は税抜き、韓国価格は付加価値税込み

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