妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちの本当の苛立ち、あふれんばかりの悩みとは? 専門家の解説を元に、リアルな事象に切り込んでいく。それが『女たちの事件簿』

30代の会社員・野木田葉菜さん(仮名)は、結婚3年目にして待望の第1子を出産した。格式張ったことが苦手な葉菜さんは、子どもに関する行事も、できるだけ簡略化して行ないたかったが、夫の両親は儀式は古来のルールに則して楽しみたいタイプ。イベントのたびに「本格的」に開催するため疲れてしまうという。特に「お食い初め」では、義母が指摘する細かなルールに翻弄されたそうで…

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「夫の両親が『セレモニー好き』で、なおかつ『マナー警察』っぽいことは、最初からわかっていました」

こう話すのは、ある地方都市に住む30代の野木田葉菜さん(仮名)。結婚3年目で待ちに待った第1子を出産した会社員だ。

「結婚が決まって、私が憧れていたレストランウェディングを計画し始めたら、義母が『うちはちゃんと神前で挙式するのよと言われました。しかも、白無垢を着て『文金高島田(ぶんきんたかしまだ) 』を結ってほしいという注文付きでしたね」

文金高島田などという言葉は、その時に初めて聞いたという葉菜さん。実家の両親も「今どき、そんなたいそうなことをしなくても…」と言ったが、義母は譲らなかったという。

「費用はウチで多めにもちますから、それだけはやってほしいと言われました。ドレスは披露宴で着ればいい。お色直しで2種類着てもいいから、白無垢はやってもらわないと、私が姑に叱られる、と懇願されたんです」

現代においてそんな考え方の家庭があるなんて…と戸惑いを隠しきれなかったという葉菜さんとその両親。

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