P&Gジャパンの「さらさ 食器用洗剤」とサラヤの「ヤシノミ洗剤プレミアムパワー」のパッケージデザインを比較した。いずれも、手肌への優しさを価値として打ち出した商品だ。「どちらの商品を買いたいか」と聞くと、さらさ 食器用洗剤の人気が高かった。

A:P&Gジャパン/さらさ 食器用洗剤、B:サラヤ/ヤシノミ洗剤プレミアムパワー(撮影/スタジオキャスパー)

(撮影/スタジオキャスパー)

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 新型コロナウイルス禍以降、頻繁な手洗いやアルコール消毒が習慣化したことで、手荒れに悩む人が増加している。同時に、ハンドケアやネイルを楽しむ文化が浸透し、日常的に手元の美しさを意識する人も増えてきた。これらの人々にとっては、「手肌に優しい食器用洗剤」が、有力な選択肢の1つとなっている。

 この流れを受け、P&Gジャパンは、無添加(※)の衣料用洗剤・柔軟剤ブランド「さらさ」から食器用洗剤の新ライン「さらさ 食器用洗剤」を発売した。

※「柔軟剤 さらさ」および「さらさ 食器用洗剤」は着色料、「衣料用洗剤 さらさ」は蛍光剤・漂白剤・着色料がそれぞれ無添加

 2009年に誕生したさらさは、肌悩みを抱える人や、赤ちゃんの肌を気遣う人たちから選ばれてきた。今回のさらさ 食器用洗剤も「デリケートな手肌を考えた処方」を採用し、手肌を大切にしたい人たちに寄り添う商品になっている。

 P&Gによると、食器用洗剤のカテゴリーでは「洗い上がりに妥協できない」という意識が根強く、手肌のことを考えた洗剤は「洗浄力が弱そう」という印象から選ばれにくい傾向があった。

 手袋を使用して洗い物をする人もいるが、汚れ落ちや洗剤残りが分かりにくく、「(手袋だと)洗いにくい」という意見も多かったという。

 こうしたニーズに対応するため、食器用洗剤ブランド「JOY(ジョイ)」と共同で、さらさブランドの食器用洗剤を開発した。

 パッケージはさらさブランドらしいボタニカルな印象。中央には筆文字風の書体でさらさのロゴを配置した。ロゴの下にはハートと手のひらのグラフィックを配置し、「デリケートな手肌を考えた処方」のコピーを添えた。

 右上には「着色料 無添加」と大きく表示し、手肌への優しさを伝えている。同時に「JOY共同開発 食器用洗剤」のロゴを加えることで、「油汚れもしっかり落とせる信頼感」を伝えた。

 無添加の食器用洗剤として強い支持を集めているのが、洗剤や衛生用品などを販売するサラヤ(大阪市)が1979年に発売したロングセラーブランド「ヤシノミ洗剤」だ。

 ヤシの実由来の洗浄成分を使用しており、無香料・無着色で手肌に優しく、高い生分解性を備えている。「ヤシノミ洗剤プレミアムパワー」は、上記の特徴はそのままに、洗浄成分の配合比率を高めた「ヤシノミ洗剤史上最高の洗浄力」の食器用洗剤として16年に発売。通常のヤシノミ洗剤は500mLのぽってりとしたボトルだが、こちらは200mLのスリムなボトルだ。

 パッケージは透明で、コンセプトと高品質の証しである「無色透明の輝き」を伝えている。中央にはステンドグラス調のタッチで、通常のヤシノミ洗剤と同じくヤシの木のグラフィックを配置。

 「YASHINOMI PREMIUM POWER」のロゴや「汚れだけに集中洗浄」「濃縮タイプ」という表記で、洗浄力の高さを伝える。ボトル下部のシルバーの幾何学模様が、シャープで清潔感のある印象だ。

さらさには「赤ちゃん」の印象も

 まず、パッケージを見て「どちらの商品を買いたいか」(Q1)と聞いた。

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