
5月4日撮影 REUTERS/Dado Ruvic
[ニューヨーク 10日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、円がドルのほか、ユーロや英ポンドなどに対しても上昇した。片山さつき財務相兼金融相が年金基金の投資に絡む発言をしたことが引き続き材料視されている。
終盤の取引で円は対ドルで0.44%高の161.67円。一時は161.26円を付けた。ただ、週間ベースではドルが依然として円に対して約0.2%高い水準にある。
マネーコープ(コネティカット州スタンフォード)のトレーディング・ストラクチャード商品部門責任者、ユージン・エプスタイン氏は「ドル/円の値動きの規模はそれほど印象的ではない」とし、「現時点ではまだ投資拡大を促している段階で、正式な指示ではない。市場の反応を探っている可能性もある」と指摘。ただ、前向きな一歩との見方を示した。
ゴールドマン・サックスのアナリストは「マクロ経済的な要因を踏まえると円安の一段の進行が示唆されているが、日本に大規模な資金が還流すれば、円の著しい割安状態の修正につながる最も有力な要因の1つになり得る」としている。
円の上昇は広範な通貨に及び、対ユーロで約0.5%、対英ポンドで約0.5%上昇。10日の発言が伝わるまで円相場は約40年ぶりの安値圏で推移しており、政府・日銀による為替介入の可能性への警戒感が続いていた。
こうした中、カタール代表団が10日にイランを訪問したほか、イランのアラグチ外相が11日に外交代表団を率いてオマーンを訪問すると報じられるなど、緊張緩和に向けた外交活動が活発化している。
終盤の取引で主要通貨に対するドル指数は0.03%高の100.94。週間では約0.1%上昇した。
ユーロ/ドルは0.11%安の1.1416ドル。
英ポンド/ドルは0.06%安の1.3397ドル。ポンドは一時、6月15日以来の高値となる1.3451ドルまで上昇した。
表はLSEGデータに基づいています
※外為市場
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