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2026年7月1日
健康情報を見極める力 ヘルスリテラシー向上へ
中学生対象にモデル授業
情報検証法やプレコン紹介
行政、学校、専門家が連携
愛媛・西条市
正しい健康情報を見極めて活用する「ヘルスリテラシー」を育むため、愛媛県西条市はこのほど、市立丹原東中学校で3年生を対象に、全5回のモデル授業を開始した。講師は一般社団法人「Next Public Health Lab」代表理事の荒川裕貴氏らが務める。同市によると、行政と学校、公衆衛生の専門家が連携して取り組むのは全国初。推進してきた公明党の城戸力、高橋淑子の両市議が初回の授業を視察した。
初回の授業は「健康情報との向き合い方」と題して行われた。冒頭、「SNSで話題の『夜はちみつダイエット』は信じる?」「ダイエット薬の効果は本当?」といった身近な話題や普段利用している情報源について、生徒同士で活発にディスカッション。その議論を受け、解説に立った荒川氏が米国発祥の情報検証法「SIFT」を紹介した。
SIFTとは、S=立ち止まる、I=誰が発信しているか調べる、F=他の情報も探す、T=元の情報・根拠をたどる、という4つのステップからなる情報検証法だ。荒川氏は「情報があふれる現代だからこそ、すぐうのみにせず考える習慣を身に付けてほしい」と強調した。
続いて、この検証法を実践する題材として「痩せすぎのデメリット」を取り上げ、生徒が実際にSNSや生成AIの情報源を比較。解説では、20代~30代女性の約2割が適正体重を下回る現状や、極端なダイエットが将来の不妊や子どもの病気リスクを高めるなどのデータが示された。
荒川氏はこうした点を踏まえ、将来の妊娠に備えて健康を管理するプレコンセプションケア(プレコン)の考え方も説明。授業後、参加した生徒からは「健康について考えるきっかけになった」「SNSを全ての情報源にするのは危険だと感じた」などの声が聞かれた。
第2~4回の授業ではさらに実践的な学習を行い、最終授業では保護者も交えて学びの成果を発表する機会を設け、その内容を市ホームページで公開する予定だ。市健康増進部の吉井靖仁部長は「特に女性の健康に関する知識はまだ十分に浸透していない現状がある。こうした取り組みを他の学校にも広げていきたい」と話していた。
高橋市議は2023年12月定例会で、プレコンを取り上げ「教育、医療、地域保健が連携し、小中学校の段階から正しい健康知識を学ぶ環境づくりが重要だ」と訴えるなど、若い世代が自ら健康を守るための教育機会の創出を力強く後押ししてきた。



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