「37mmこそがベストなサイズでした」

新作では、最大の特徴である37mmの直径に対し、厚みを6.45mmに変更。従来のチタンケースからは1mm以上も増したことになる。とはいえ、ステンレススチールやゴールド製のモデルの場合は直径40mmでも、厚みが6.40mmあったため、さほど見た目の印象に違和感を覚えることはなさそうだ。こうしたサイズ感の変更についての狙いを、ウオッチ部門のデザインを統括するボナマッサ氏に聞いた。

「オクト フィニッシモにサイズの選択肢を持たせたいと、以前から考えていました。ただし、明確に着用シーンやジェンダーを区別するのではなく、誰の腕にでも着けやすいモデルにしたかったんですね。それで、ウオッチマスターらを交えながら36mmから39mmまで色々なサイズを、モックアップを作って試していったんですが、36mmだとフェミニンな雰囲気に寄ってしまうし、逆に38mm以上では既存の40mmとの違いが生まれにくい。試行錯誤の末、結果的に37mmが完璧に私たちの意図に合致したんです」

高級時計にとってデザインを維持しながら、サイズを変更することは、ほぼゼロベースでの再設計を意味する。だからこそ、37mmには新たなムーブメントが組み込まれることとなった。

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