妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちの本当の苛立ち、あふれんばかりの悩みとは? 専門家の解説を元に、リアルな事象に切り込んでいく。それが『女たちの事件簿』

小山弘枝さん(仮名・70歳)は25年前、45歳で娘を出産した。世間の中傷や親族の猛反対にも負けず、誰よりも愛情を注いで育ててきたが、娘は成長とともに弘枝さんを拒絶。大学進学と同時に家を出ていった。成人式の日に「産んでほしいなんて頼んでいない」という言葉を残して以来、音信はほぼ途絶えたままだったが……。

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そんな弘枝さんの元に、ある日、一本の連絡が届く。

「出産したと知らせてくれたんです。まさに青天の霹靂でした。『結婚もしていないのに、孫が生まれたの?』って。もちろん会いたかったですし、何より娘の産後が心配でした」

しかし、娘の返答は冷たいものだった。

「『会うのは無理』の一言でした。さらに

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