住友生命・高田社長が語る「保険の再定義」、独自戦略「WX」とAI投資200億円で挑むウェルビーイングの価値変革住友生命保険取締役 代表執行役社長の高田幸徳氏(撮影:宮崎訓幸)

 ウェルビーイングへの貢献をビジョンに掲げる住友生命保険。同社が注力する健康増進型保険“住友生命「Vitality」(バイタリティ)”は、独自の健康増進プログラムを生命保険に組み込んだ商品だ。2026年1月には、契約者の健康増進活動が米ドル建ての資産形成につながる新保険を発売するなど、契約者の健康増進と資産形成を後押しする多彩な商品展開を進めている。立ち上げ段階から関わった高田幸徳社長は、ウェルビーイングを軸に同社をどう進化させようとしているのか、話を聞いた。

「リスクを減らす」保険へ、Vitalityが変えた生保の役割

──経営のキーワードになっている「ウェルビーイング」を、どのように定義していますか。

高田幸徳氏(以下敬称略) 2021年に私が社長就任した際に掲げた言葉ですが、当時はまだ社会的に十分浸透していたとは言えず、「幸せ」や「健康」といった意味で受け止められることが多かったように思います。

 われわれは、ウェルビーイングをもう少し広く捉え、「よりよく生きる」と定義しています。人と社会のつながりをより良くしていきたい、という考え方です。ウェルビーイングを掲げて5年が経過し、ここから本格的な展開フェーズに入っていくと考えています。

──その考え方の原点にあるのが、2018年7月に発売した健康増進型保険「Vitality」ですか。

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