北海道長沼町の「メゾンシロ(MAISON SHIRO)」は、自然派コスメティックブランドの「SHIRO」が手がけた一棟貸しの宿。リビング&ダイニングキッチンと3つのベッドルームを備えた2階建てのバケーションハウスは、開業から2年が経過した今も、人気が衰えることがない。
建設にあたっては、“森の都合に合わせる”という考え方のもと、地元の木こりもプロジェクトに参加。木材を均一に切り出すのではなく、木の個性に合わせて製材し、廃棄を極力抑えた。これによりSHIROが大切している“自然の循環を守ること”と“美しいクリエイティブ”を同時にかなえた。
隣接する「シロラボラトリー」では、通常は廃棄される間伐材やその枝葉、森に自生するヨモギなどの旬の素材を、北海道の水で蒸留する工程を体験できる。本場フィンランドのIKI STOVEを設えたプライベートサウナでも、建材としては使えない白樺やカラマツの端材を活用。シロラボラトリーで抽出した蒸留水を使ったロウリュは格別の体験だ。
向かいにあるレストランでは、自家農園で栽培した採れたてのハーブ、全国から取り寄せた旬の素材に加え、規格外の食材なども積極的に使用。火入れや発酵などの技法によって、旨味を引き出した料理が並ぶ。



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