写真=Woori Investment Securities

Woori Investment Securitiesは4月24日、2026年1〜3月期の純営業収益が701億ウォン(約77億円)となり、前年同期比75.0%増だったと発表した。非金利収益の拡大が全体の伸びをけん引した。あわせて同日、1兆ウォン(約1100億円)の有償増資を取締役会で決議したことも明らかにした。

1〜3月期の非金利収益は414億ウォン(約46億円)で、前年同期比173.3%増となった。前年同期は金利収益と非金利収益の比率がおおむね6対4だったが、今期は4対6に逆転し、収益構造に占める非金利収益の比重が高まった。

事業別では、IBとセールス・アンド・トレーディング(S&T)が業績を押し上げた。1〜3月期のIB関連手数料は171億ウォン(約19億円)と前年同期比249%増、有価証券関連利益は243億ウォン(約27億円)と同151%増だった。

リテール部門でも顧客基盤の拡大が続いた。1〜3月期末の顧客預託資産は20兆3000億ウォン(約2兆2330億円)となり、前年同期末の12兆6000億ウォンを62%上回った。

同社は昨年3月末に「Woori WON MTS」を投入して以降、機能改善を続けている。グループのユニバーサルバンキングアプリ「Woori WONバンキング」へのMTS連携や、人工知能(AI)を活用したサービス高度化などを通じ、商品・サービスの拡充を進めている。

資産運用(WM)部門の営業基盤強化にも取り組んでいる。昨年下期には江南金融センターを拡張移転し、今年初めには汝矣島金融センターとWoori Bankの「TWO CHAIRS W 汝矣島」による複合拠点の運営を始めた。

資産健全性の面では、良質資産を軸としたポートフォリオ運営を継続した。1〜3月期の貸倒費用は87億ウォン(約10億円)で、前年同期比15.6%減となった。

利益面では、営業利益が166億ウォン(約18億円)となり、昨年通年実績を1〜3月期だけで上回った。当期純利益は140億ウォン(約15億円)と大きく伸びた。

同社は同日開いた取締役会で、1兆ウォン規模の有償増資も決議した。2024年8月の発足時に掲げた「2030年の総合金融投資事業者への飛躍と自己資本利益率(ROE)10%達成」に向けた資本拡充の一環としている。

増資完了後の資本総額は2兆2000億ウォン(約2420億円)に拡大する見通しで、資本規模ベースでは業界11位水準となる。追加資本をもとに大型案件への対応力を高め、引受や主幹事を含むIB営業を拡大する方針だ。

同社関係者は「今回の増資を足がかりに大型案件の遂行力を高め、全事業部門の競争力を引き上げることで、総合金融投資事業者への飛躍を加速させたい」とコメントした。

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