初等アントレ教育「ItoshikI」総合塾を立ち上げた、元小学校教師のmama先生です。
今日は、小学校で子どもたちと関わる中で感じてきた、これからの時代に必要なのに、まだ十分に現場で実践しきれていない教育についてお伝えします。
入試はすでに変わり始めている
まず、今の教育の大きな前提として知っておきたいのが、「大学入試の変化」です。
文部科学省の調査によると、大学入学者のうち、
総合型選抜(旧AO入試)は約16%、学校推薦型選抜と合わせたいわゆる“年内入試”は半数以上を占めています。
つまり現在は、2人に1人以上が学力試験だけではない方法で大学に進学しているという状況です。
出典(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/content/20231222-mxt_daigakuc02-000032726_1.pdf
また、ほとんどの大学で総合型選抜が導入されており、制度としても広く定着しています。
この変化から見えてくるのは、評価の軸が確実に広がっているということです。
「何点の人か」から「どんな人か」へ
では、その入試では何が見られているのでしょうか。
総合型選抜では、主に以下のような点が評価されます。
・探究活動や課外活動の経験
・自分なりの課題意識
・行動してきたプロセス
・将来のビジョン
ここで問われているのは、「どれだけ点数が取れるか」ではなく、
「どんな経験をしてきた人なのか」「何を考え、どんな価値を生み出せるのか」という点です。そして、この力を育てる教育として注目されているのが、アントレプレナーシップ教育です。
文部科学省は、アントレプレナーシップ教育を「起業家を育てる教育」に限定していません。その本質は、新しい価値を創造する力を育てることにあります。
具体的には以下のような力です。
・課題発見力(身の回りの違和感に気づく)
・課題解決力(試行錯誤しながら解決する)
・主体性(自分で考え、行動する)
・協働力(他者と共に価値を生み出す)
つまり、「会社を作る人」ではなく、どんな環境でも価値を生み出せる人材を育てる教育なのです。
現場で感じる「まだ届いていない」という実感
一方で、現場に目を向けると、まだ課題も感じています。
日本の初等教育では、
・正解のある問題を解く学習が中心
・評価はテストの点数が軸
・間違えないことが重視されやすい
といった構造が根強く残っています。
もちろん、基礎学力はとても大切です。
ただ、それだけでは測れない力が求められるようになってきている今、
「考える機会」「試す機会」が不足しやすいという現実からは、目を背けずにいたいですね。
これは学校の先生の努力不足ではありません。制度や時間、評価の仕組みの中で、どうしても難しい部分があると感じています。決められた指導事項、限りある時数内での教科指導。その中にアントレ教育の要素を取り入れるのは、なかなか大変なことですし、そもそも学校教育だけが担うものでもありません。
教育=学校任せではなく、民間での教育、行政などが主体となる教育イベント、そして、家庭教育。
それぞれが得意とするものを、子どもたちに提供していきたいですね。
では、お家でできるアントレ教育って、どのようなものがあるのでしょう。

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