最近の映画プレミアやファッションウィークのようすを見る限り、この春は短めの髪が主導権を握っている。テクスチャーを活かしたベリーショートや造形美の際立つボブ。一見大胆に思えるこの新しい流れも、実は必然と言えるだろう。暖かな季節の訪れとともに、軽やかでメンテナンスのしやすいカットが今の気分にぴったりフィットするからだ。
数あるトレンドの中でも、特に注目すべきは次のとおり。パメラ・アンダーソンやゼンデイヤ、アイリス・ロウらが支持し、ロンドンからパリのランウェイでも披露された「90年代風ボブ」と「ソフトで女性らしいピクシーカット」。これらが、都市の春を最もシックに彩るスタイルとなるはずだ。
それぞれのスタイルがなぜ魅力的なのか、そして日常でどうスタイリングすべきか、その秘訣を解き明かしていこう。
1.トリクシーヘア
ここ数週間、ゼンデイヤやグレイシー・エイブラムスが披露して話題となっているのが「トリクシー」だ。コベラ氏の説明によれば、これはクラシックなピクシーカットとモダンなボブのハイブリッド。短すぎず新鮮な長さで、威圧感のない「等身大のショート」として取り入れやすい。
ヘアスタイリストのフィリップ・ホーグは、このスタイルの人気の理由は「柔らかさ」にあると分析する。「多くのセレブリティが、毛先を外側にハネさせたトリクシーを楽しんでいます。襟足の長いラインがこのカットを美しくフェミニンに見せてくれるんです」
トリクシーは髪本来のテクスチャーを活かすのが正解。濡れた髪にスタイリングクリームをなじませたら、あとは髪をタイトにとかして、耳にかけた状態で自然乾燥させるだけでOK。
2.ボムシェル・ボブ
90年代の全盛期から数十年を経て、圧倒的なボリューム感を放つレトロなボブが復活を遂げた。お手本は、パメラ・アンダーソンのスタイル。エレガントでありながら日常になじむ、絶妙なプロポーションが鍵だ。セレブリティヘアスタイリストのアダム・リードは、「ボムシェル・ボブは、強いフォルムを維持しつつも柔らかさを添えてくれます。そのため、どんな顔立ちの人にも似合いやすいのが特徴」と語る。
ヘアスタイリストのジョーダンナ・コベラによれば、日常のスタイリングは驚くほどシンプルでいい。「髪の中間部分に柔らかな曲線を出すだけで十分。完璧に整えすぎる必要はなく、ふんわりとしたモダンな質感を出すための『動き』があればいいのです」
根元のボリュームを出す「サロン帰りのブロー」のような仕上がりも、リード氏のアドバイスに従えば簡単だ。「ブローの際、髪を寝かせずに頭皮から引き上げるように乾かすこと。乾かす途中で分け目を変えるだけで、自然な立ち上がりが生まれます」
コベラ氏はさらに、軽量のボリューム用ムースやスプレーを使い、ロールブラシで仕上げることで、エフォートレスで豊かな質感が強調されるとアドバイス。
3.ピクシーヘア
「骨格をあえて露出させるピクシーカットは、目元や頬骨、あごのラインを強調し、モダンで自信に満ちた、強い意志を感じさせるスタイルです」とリード氏。
「これほど短いピクシーカットは、スタイリングにおいてはまさに理想的」とホーグ氏も太鼓判を押す。「洗髪後、頭頂部から指で髪を振り動かし、最も自然な状態で落ち着かせる。前髪を散らし、少し離れた位置から円を描くように弱めの風でドライヤーを当てる。これで、作り込みすぎない無造作なスタイルが完成します」
リード氏は、ピクシーの魅力はその汎用性にあると話す。「細い髪質なら密度が高く見えるし、太い髪や癖のある髪なら、ボリュームと動きをコントロールするための計算されたシェイピングを施す必要があります」
軽やかなショートヘアに挑戦したい春、これらのスタイルをインスピレーションの源にして。
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