小学校や中学校受験とは異なり、高校・大学受験は子どもが主体となって行う入試だと考えている保護者は多いのではないでしょうか。だからといって子どもや学校に丸投げは許されないはず。なぜなら現在の日本の大学入試は、私たちwith class 読者世代が大学を受験した頃とは受験方法や時期、試験の内容まで大きく様変わりしているから。そして今や大学入試も、情報戦! 大学受験の変化は高校や中学の指導内容にも影響してくるので、お子さんの年齢に関係なく今すぐ大学受験情報をアップデートしておきましょう。

「総合型選抜が入学者全体の半分をこえたというニュースがありますが、そのうちの半分は指定校制の学校推薦型選抜による入学者なので、公募で出願できる総合型・学校推薦型は全体の4分の1程度です。学校推薦型選抜とは、出身高校の学校長からの推薦を受け、大学への出願が可能となる選抜方式です。指定校推薦と公募制のふたつの方式があり、そのうち指定校制はいわゆるかつての指定校推薦入試のことです」

──以前はAO入試と呼ばれていたものが総合型選抜と名称を変え、国公立大学、私立大学のどちらでも総合型選抜の実施大学、募集人数は年々増加していますね。

「学校推薦型、総合型選抜は秋に実施されるので、年内受験と呼ばれたりもしますが、総合型選抜と従来のように筆記試験が基本の一般選抜、どちらかしか受けられないという規則はないので、両方とも受験する学生が増えています。単純に考えると自分が行きたい大学に進学できる可能性を最大化することができるわけですから。上位校を目指すのであれば、2回チャンスがあったほうがいいよねと考えて挑戦する学生もいます。これは、ルークス志塾において最終的に難関大進学率が高い秘密のひとつの要因でもあります」

──ふた通りの選抜方式に挑戦できるほど、総合型選抜というのは例えば思い立ったらすぐに受けられるようなものなのでしょうか。

「正直、7、8年前までは付け焼き刃の対策でも挑戦できましたが最近は難しいです。極端な話、出願書類をAIに書かせたとしても、それを大学側は見極められるようになっていますし、出願書類の内容を大学教授が面接の場で多角的に評価します。自分の強み、大学で学びたいことを明確に言語化できている生徒であればすぐに総合型選抜対策に取り掛かれるのですが、それをイチから考えるとなると時間も必要ですね」

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