ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.04.15 09:52
韓国セウォル号沈没事故から12周年を迎えようとしているが、遺族の精神的・身体的健康が一般人に比べて深刻に悪化しているという研究結果が出た。事故が政治的葛藤に発展し、そこで発生した被害者への非難などが遺族の正常な哀悼を妨げたという分析だ。
14日、学界によると、中央大学医大予防医学科の李元寧(イ・ウォニョン)教授の研究チームは、2011年から2022年まで遺族388人の診療履歴を一般人と比較分析し、このような結果を確認した。該当の研究は国際学術誌「欧州心理外傷学ジャーナル」最新号に掲載された。
研究の結果、事故から7年が経過した2020年からの2年間、遺族の平均通院回数は一般人より5.71回多かった。精神科の通院も一般人に比べて1.56回多かったことが分かった。
特に心理的トラウマは身体疾患につながった。遺族の糖尿病など内分泌・代謝性疾患の発症率は一般人より2.11倍高く、脳卒中や麻痺(まひ)の危険がある神経系疾患の発症率も1.44倍に達した。
研究チームは、災難の責任の所在を巡る社会的葛藤と被害者に向けられた非難が、遺族の苦痛を深化させたと指摘した。研究チームは「社会・政治的な力学関係が正常な哀悼の過程を妨げ、身体の健康にも否定的な影響を及ぼした」とし、「災難が健康に及ぼす長期的影響を認知し、遺族支援体系を継続的に構築しなければならない」と提言した。
