食物繊維を多く取ることは、さまざまな慢性疾患のリスクの低下と関連している。研究によれば、食物繊維を取るタイミングも重要だという。(ADDICTIVE STOCK CREATIVES, ALAMY STOCK PHOTO)

食物繊維を多く取ることは、さまざまな慢性疾患のリスクの低下と関連している。研究によれば、食物繊維を取るタイミングも重要だという。(ADDICTIVE STOCK CREATIVES, ALAMY STOCK PHOTO)

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 食物繊維が健康にいいということは、すでに多くの人が知っている。消化器系や腸内微生物叢(そう)の健康、コレステロール値の管理、血糖値の調整、さらには長期的な病気の予防にも役立つ。心臓病や2型糖尿病をはじめ、さまざまな慢性疾患のリスクの低下とも関連している。

 しかし、いま多くの研究で示されつつあるのは、食物繊維をいつ取るかが重要だということだ。適切なタイミングで摂取すると、その後何時間にもわたって体の働きに良い影響を及ぼす可能性がある。

 上に挙げた以外にも恩恵はあると、米タフツ大学ジーン・メイヤーUSDA加齢人間栄養研究センターの科学者ジェニファー・リー氏は言う。炭水化物中心の食事では、血糖値が急激に変動しがちだ。氏によると、食物繊維には、それに伴う疲労感や空腹感を防ぐ効果があるという。

 疲労感は一日を通じて安定して活力が得られるかに影響し、空腹感を抑えるのは体重の管理や減量にも役立つ。食物繊維をどの時間帯に取るかは、その点でも重要になる。

 以下では、食物繊維を取るのにベストなタイミングや、それによって得られる数々の恩恵、食物繊維の摂取量を増やすと体内で何が起こるのかについてまとめた。(参考記事:「食物繊維は「種類」が大切、サプリは役立つ? 専門家に聞いた」

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