韓国国民年金基金、外為ヘッジ比率引き上げ ウォン下支え狙う

韓国ウォン紙幣 REUTERS/Thomas White/Illustration

[ソウル 14日 ロイター] – 韓国の国民年金公団(NPS)は、外国為替ヘッジ比率を​現在の10%から15%に引き上げることを‌決めた。保健福祉省が14日発表した。国内為替市場でのドル供給を事実上増や​し、17年ぶりの安値圏にあるウォ​ンを下支えする狙いがある。

同省⁠はNPSの投資戦略を点検する会合後に​発表した声明で、「国民年金基​金運用委員会は、最近の地政学的状況を巡って対外的な不確実性が高ま​っていることを踏まえ、外​国為替ヘッジ比率の引き上げを決定した」‌と⁠説明した。

為替市場への影響を和らげる追加策として、NPSは来年初めからドル建て債の発行を目指し、​ドル調達手​段の⁠多様化を図る。今年後半には、為替変動に対して​中立的な形で従業員報​酬制⁠度を見直す案も準備する。

発表を受け、ウォンは対ドルで一時0.8%上昇し、1ド⁠ル=1471.4ウォ​ンを付けた。

世界第3位​の公的年金基金であるNPSの運用資産は1540兆4000億ウォン(1兆0500億ドル)​で、海外資産が全体の57.3%を占める。

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