Metaは米国時間4月8日、最新の人工知能(AI)モデル「Muse Spark」を公開した。AI分野で競争力を高めるために多額の費用を投じてチームを結成して以来、初めてのリリースとなる。

 Muse Sparkを開発したMeta Superintelligence Labs(MSL)は、他のAI企業から引き抜かれた高給のAIリーダーや開発者らで構成されるチームで、2025年に結成された。率いるのは、Scale AIの共同創業者で最高経営責任者(CEO)だったAlexandr Wang氏だ。同氏はMetaがScale AIに143億ドルの出資を決定したことを受け、MetaのAIチームに加わった。

 社内で「Avocado」と呼ばれるこのモデルは、現在「Meta AI」アプリとMeta AIのウェブサイトで採用されている。まもなくMetaの各アプリ(WhatsApp、Instagram、Facebook、Messenger)やAIメガネにも搭載される予定だ。Metaは、より大規模なモデルを開発していることも明らかにした。

 Metaは発表の中で、「今回の初期モデルは、小型かつ高速でありながら、科学・数学・健康などに関する複雑な質問にも対応できる推論能力を備えていて、現在開発している次世代モデルにつながる強力な基盤となっています」と述べた。

 Metaは、絶えず進化するAI分野で競争するために巨額を投じており、汎用人工知能(AGI)の実現を目指すチームを立ち上げた。Muse Sparkのリリースに先立ち、2025年に公開された「Llama」モデルは期待外れに終わっていた。

 Metaは、他のAI開発企業に追いつき対抗するために大きな賭けに出ている。Googleは2025年11月、「Gemini 3」モデルで競合他社を抜き去り、その優れたコーディング能力や調査能力を披露した。OpenAIもすぐさまこれに続き、「GPT-5」をアップデートしている。

この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。

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