マイナ保険証でまだトラブル相次ぐ「●(くろまる)」表示が悪化など“65%の医療機関”が経験「他人の情報と紐づいている」ケース 今も発生 2026年03月23日

従来の「紙・プラスチックの健康保険証」が“完全廃止”されてから3カ月。 医療現場ではいまだトラブルが続いている。

 

■「●(くろまる)トラブル」が悪化…

 

■「有効期限切れ」急増でトラブルの上位に…

去年から急増している「マイナンバーカードの電子証明書の“有効期限切れ”」は、さらに増加しています。

今回は197件の報告があり、カードリーダーエラーを超えてトラブルの3位でした。

マイナンバーカードには「カード本体の有効期限(10年)」と「電子証明書の有効期限(5年)」があり、「電子証明書の有効期限(5年)」が切れると「マイナ保険証」は利用できません。

しかし、電子証明書は表面から見えないものだけに、特に高齢の方には難しく、説明してもなかなか理解されないのが現状です。

しかも、マイナンバーカードの表面に記載されている「電子証明書の有効期限」は空欄になっています。自分で書き込む形ですが、実際には空欄のままの人も多いようです。

すぐ上に「カード本体の有効期限」が印字されていることもあり、「書いてある有効期限がまだなのになぜ?」と、さらなる混乱を招いてしまっています。

 

■まだまだ続く「他人の情報の紐づけ」

 

■「暫定措置」終わり「新年度で資格情報変わる」でさらに負担や混乱生じるか

企業によっては「資格確認書」の発行に否定的なところもあり、実質、選択できないようになっているようです。

しかし、そもそもマイナンバーカードの取得は任意です。

最初の制度設計に無理があった上に、行き当たりばったりの政策を積み重ね、今もなお多くの医療機関でトラブルが起きているのが現実です。

医療現場と患者にこれ以上の負担と混乱をもたらさないために、国の早急な対応を強く望みます。

 

(大阪府保険医協会 坂元いづみさん)

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