妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちの本当の苛立ち、あふれんばかりの悩みとは? 専門家の解説を元に、リアルな事象に切り込んでいく。それが『女たちの事件簿』
横本理子さん(仮名・27歳)は先日、出張で新幹線を利用しました。指定席が確保できず、自由席のチケットを購入してホームに並んだといいますが、そこには予想だにしない理不尽が待ち受けていました。

「急遽、取引先を訪れなければならない事態が起こり、指定席が取れませんでした。先方に着く前に読み込んでおきたい資料があったため、確実に座れるよう早起きをして、しっかりと並んで乗車しました。乗車の順番は先頭から2番目。車内はビジネス客というより、スキー客や観光客が多いように感じました」
理子さんは、2人掛けの通路側の席を確保しました。
「トイレに立つのに便利ですし、スーツケースや大きな資材も持っていたので、周囲の邪魔にならないよう進行方向の最後尾の列を選びました。早速、コーヒーを飲みながら資料を読んでいたのですが、そこに70代前後の4人組が乗ってきたんです」
周囲の席が徐々に埋まり始めるなか、理子さんの隣とその前の席は空いていました。
「そこにバラバラに座るのかな、と思って見ていたら、そのうちのひとりに肩を叩かれました」
ーねえ、
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