『平成金融史 バブル崩壊からアベノミクスまで』西野智彦(中公新書)
バブル崩壊後、日本経済がなぜ長期低迷へと向かったのかを金融政策の現場から描いた一冊。金融機関や政策当局の意思決定の裏側を丹念に追いながら、日本経済がどのような選択を重ねてきたのかを検証する。山一證券破綻や、不動産価格を意図的に下げた政策判断など象徴的な出来事を例に挙げ、「失われた30年」と呼ばれる長期停滞の過程が克明に記される。政策の判断が市場や社会にどのような影響を及ぼしたのかを振り返りながら、平成という時代の金融史を立体的に浮かび上がらせる。
『最後に勝つ投資術 【実践バイブル】ゴールドマン・サックスの元トップトレーダーが明かす「株式投資のサバイバル戦略」』宇根尚秀(ダイヤモンド社)
「オルカン」「S&P500」といった王道の投資戦略から、個別株の目利き方法、不動産や仮想通貨といった株式以外の投資まで幅広く取り上げ、投資の知識と戦略を解説する。ゴールドマン・サックスでトップトレーダーとして活躍した著者の経験をもとに、市場の動きをどう読み、リスクと向き合うかを実践的に提示。さらに投資を通じて社会課題を解決する視点にも触れながら、資産形成をめぐるさまざまな選択肢を整理していく。疑問や不安を整理しながら、インフレ時代に備えるための実践的なガイドとしても役立つ一冊だ。


