妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちの本当の苛立ち、あふれんばかりの悩みとは? 専門家の解説を元に、リアルな事象に切り込んでいく。それが『女たちの事件簿』
「憧れだったタワーマンションに暮らしていますが、想像以上に子どもたちの素行が悪くて驚いています。何より怖いのは、親が無関心なのか、子どもたちを自由にさせすぎていること。これも一種の『放置子』に当たるのではないかと、不思議に思いながら眺めています」
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そう話すのは、都内のタワーマンションで一人暮らしをする宮本智子さん(仮名・49歳)だ。仕事をこよなく愛し、一生を自分らしく生きる覚悟を決めて新築タワマンを購入した。
「少子化が叫ばれていますが、マンション周辺には多くの子どもたちがいます。ただ、ご両親が共働きで忙しいのか、エントランスなどでたむろしている姿も見かけ、正直なところ困惑していました」
厚生労働省が発表した「令和6年人口動態統計(確定数)」によると、2024年の出生数は68万6,173人と過去最低を更新し、合計特殊出生率も1.15と下落を続けている。少子化が加速する一方で、共働き世帯の増加に伴い、子どもの行動に目が届きにくくなっているケースも増えているという。
危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、次のように指摘する。
「かつて『放置子』の問題は困窮家庭特有の課題として語られる傾向にありました。しかし近年は、高収入の共働き家庭においても同様のケースが見られるようになっています。子どもを夜間に放置することは、本人の安全を脅かすだけでなく、トラブルや迷惑行為に発展しかねない深刻な問題です」
智子さんは金曜の夜、ファミレスで残った仕事を片付けてから帰宅するのが日課だという。
「週末をリフレッシュに充てるため、金曜のうちに仕事を終わらせるようにしています。22時ごろに帰宅するのですが、最近はその時間帯に小学生がうろうろしているのをよく目にするんです。物騒な世の中ですし、見ていて不安になりますね」
目撃場所は、マンション敷地内の広場や近隣のコンビニが多いという。
「親御さんたちは、近くの飲食店にいる感じ。なんとなく顔見知りなので分かってしまうんですよね。実は先日、その子どもたちとあるトラブルになってしまって。本当に散々な目に遭いました」
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※本記事で使用している写真はイメージです。
【取材協力】危機管理コンサルタント|平塚俊樹氏 【聞き手・文・編集】森田 曜 PHOTO:Getty Images 【出典】厚生労働省|令和6年(2024)人口動態統計(確定数)の概況
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