こんにちは。昨年中学受験を完走した中1娘を子育て中の、モンテッソーリ教師えり先生です。
2月1日は東京・神奈川の中学受験解禁日でした。それと同時に、いよいよ受験まであと1年と迫った小学5年生、進級して難易度がグッとあがる小学4年生、中学受験塾に通い出す方が多い小学3年生も新学年に移行するタイミングですね。状況が変わり、親御さんは周りと比べて焦ってしまっていませんか。
新学年で、なにを大切に勉強を進めればいいか。学年ごとのポイントをXで中学受験情報を発信し、高い合格実績を誇る中学受験専門塾ジーニアスの代表・松本亘正先生(@matsumoto1116)に伺いました。
新小4は助走期間。伸ばすべきは成績よりも〇〇
えり先生(以下、えり):「新4年生は、いよいよ塾通いを本格的にスタートするというご家庭も多いと思います。どういったことに気をつければよいでしょうか」
松本先生:「4科目バランスよくやらないとトップレベルの学校に行けないかというと、決してそういうわけではありません。4教科満遍なくできる子はほとんどいない。そういった状況での勝負になります。
苦手教科をなくしたい! 4科偏差値を上げたい! と親が前のめりになって、結果的に勉強そのものが好きではなくなってしまうのが一番のリスクとなる時期です。
4年生で育みたいのは『塾が楽しい』『この教科は前向きに勉強できる』など、勉強に対しての何かしら前向きな要素。これが、3年間、受験勉強をし続ける動機となります。
できれば、1つでも好きな教科を作ってそこを伸ばすということができるといい。
5年生になったら苦手な教科も含めてしっかり頑張りたいところですが、4年生は好きなのだけどんどんやる、親御さんもそれを応援してあげる、そのくらいの心持ちでどっしり構えることが、ペース配分としては適切です」
新小5は算数が最優先 —ここで躓くと、受けられる学校が変わる
えり:「塾通いにも慣れて、いよいよ本格的に勉強に取り組むことになる新5年生はいかがでしょうか?」
松本先生:「新小5は、とにかく算数を最優先にしてください。どの学校を受けるにしても、算数で躓くと、行ける学校のレンジが変わってしまいます。
算数は、中学受験において差がつきやすい科目。新小5では、割合・比・速さなど受験に頻出の単元を学びながらどんどん進んでいくので、1週ずつ確実に復習し、「基本問題に抜け漏れを作らない」ことが何より大切になります。 算数は、他の教科の倍くらい時間をかけてもいいと思います。
社会や理科の暗記項目については、5年生の段階で多少中途半端でも、6年生で総復習する機会があります。
一方で算数は、小5で土台が固まっていないと、後から取り戻すのが難しい科目。算数を6年生になってから穴埋めしていると、本来やりたい一段上の応用問題に手が回らなくなってしまいます。
新小5は、「算数で積み残しを作らず、6年生に繋がる土台をしっかり築くこと」ことを最大のテーマとしてください」
新小6は?
