一人暮らしをするうえで、少しでも生活費が安く治安がよい都道府県に住みたいという方も多いでしょう。

生活費を抑えることができれば、自由に使えるお金を増やすことができます。日本には47の都道府県がありますが、住みやすさや生活費のコスパは街によってさまざまです。

この記事では、一人暮らしで住みやすい県をコスパや治安の良さなどから詳しく紹介します。

佐々木 健太

宅地建物取引士/株式会社アイデアル 代表取締役

佐々木 健太

2003年:株式会社エスティアへ新卒で入社。(投資用マンションデベロッパー)
2007年:株式会社アップスタイルの創業メンバーとして参画。(総合不動産業)同社の営業戦略、新規事業開発などの統括責任者に就任。
2014年:株式会社アイデアルを設立、代表取締役に就任。
2020年:株式会社アイデアル・インベスト・パートナーズを設立(100%出資子会社)

投資用不動産や賃貸・売買仲介、管理の実務経験を経て、それらをワンストップに行い、中古の1棟収益不動産を活用した資産形成コンサルティングを実施している。

全国都道府県の各種ランキング
一人暮らし 住みやすい県

一人暮らしで住みやすい県を調べるにあたり、住みやすさの指標となるものが治安や家賃、賃金などです。ここでは、全国都道府県の各種ランキングを紹介します。

犯罪が少なく治安がよい都道府県

総務省統計局が発表している「統計でみる都道府県のすがた」によると、人口千人あたりの刑法犯認知件数で犯罪が少なかった都道府県は下記の通りです。

犯罪件数が少ない都道府県

東北や九州が治安のよい地域で上位に入っています。一方、刑法犯認知件数で犯罪が多かった県は下記の通りです。

犯罪件数が多い都道府県

大阪府や東京都などの大都市圏や、その周辺で刑法犯認知件数が多い特徴があります。

都市圏で人口あたりの犯罪が多い理由は、人口が多くさまざまな犯罪が起こりやすいためです。犯罪に巻き込まれるリスクを減らすなら、都市圏を避けることを検討しましょう。

家賃が安い都道府県

家賃の安さも一人暮らしで住みやすい都道府県の重要な指標で、家賃が安いほど自由に使えるお金も多くなります。

全国賃貸管理ビジネス協会が発表している「全国平均家賃による間取り別賃料の推移」によると、1部屋(1K、1DK、1LDK含む)の賃料が安い都道府県は下記の通りです。

家賃が安い都道府県

中国地方や九州、四国など西日本で家賃が安い傾向にあります。一方、家賃が高い都道府県は下記の通りです。

家賃が高い都道府県

東京都を中心とする周辺都市では、家賃が高い傾向にあります。これは、人口が多く地価が高いことが主な理由です。家賃が安い県は以下の記事で詳しく紹介していますので、興味がある方は合わせてご覧ください。

家賃が安い県トップ10を紹介!コスパ抜群のエリアを探そう

消費者物価差指数が低い都道府県

消費者物価差指数とは、世帯が購入する各種サービスの価格を総合した物価水準の地域間の差です。消費者物価差指数が低いほど、生活費が安くなることを意味します。

総務省が発表している「消費者物価地域差指数」が小さい都道府県は、下記の通りです。

消費者物価地域差指数が小さい都道府県

北関東、九州や中部地方で低い傾向にあります。続いて、消費者物価地域差指数が高い都道府県は下記の通りです。

消費者物価地域差指数が高い都道府県

家賃と同じように、東京都を中心とする周辺都市で消費者物価地域差指数が高い傾向にあります。

地域別最低賃金が高い都道府県

地域別最低賃金も住みやすさの指標となり、最低賃金が高いほど給料も多くなるため、自由に使えるお金が多くなります。

厚生労働省が発表している「地域別最低賃金の全国一覧」によると、最低賃金が高い都道府県は下記の通りです。

最低賃金が高い都道府県

東京都や大阪府、愛知県など、物価が高い大都市で最低賃金も高い傾向にあります。一方、最低賃金が安い都道府県は下記の通りです。

最低賃金が安い都道府県

九州や四国、東北エリアで最低賃金が低い傾向にあります。

ストレスが少ない都道府県

経済や犯罪の面で問題がなくても、気候や風土、環境でストレスを感じる機会が多いと住みやすい街とはいえません。

一般社団法人日本リカバリー協会が行った「ストレスオフ県調査」によると、ストレスが少ない県は下記の通りです。

なお、ストレス指標は全国平均を100として、高ストレスと低ストレスの比率で算出しています。

ストレスが少ない都道府県

九州が上位に多くランクインしています。一方、ストレスが多い県は下記の通りです。

ストレスが多い都道府県

東北が上位に多くランクインしています。

地震が少ない都道府県

日本は災害大国であり、南海トラフや首都直下型など大きな地震が予想されています。一人暮らしをする場合は、できるだけ地震が少ない都道府県の方が安心です。

気象庁の震度データベース検索をもとに、1919年から現在に至るまでに、震度5以上の地震が少ない都道府県を集計してランキングにしました。

震度5以上の地震が少ない都道府県

九州北部や四国、中部地方などが地震の少ないエリアです。
しかしながら、南海トラフ地震の予測エリアに該当する関東から西の太平洋沿岸地域では、いつ起きてもおかしくない南海トラフ地震に備えておく必要があります。

一方、震度5以上の地震発生回数が多い都道府県は下記の通りでした。

震度5以上の地震が多い都道府県

東京都が多い理由は、伊豆諸島や小笠原諸島(新島、神津島近海、三宅島近海、八丈島)での地震が多いことが理由としてあげられます。福島県や茨城県では、東日本大震災の影響で多くなっています。
※2011年3月11日以前は、茨城県16回、福島県25回。約65%〜70%が、3.11以降の回数となっています。

一人暮らしで住みやすい県をケース別に紹介
一人暮らし 住みやすい県

ここでは、ランキングをもとに一人暮らしで住みやすい都道府県をケース別に紹介します。

安心・安全に暮らせる都道府県は長崎県

安心かつ安全に一人暮らしできる県は長崎県です。

長崎県は犯罪の少なさが全国第4位であり、過去100年間における震度5以上の発生も5回と他県に比べるとかなり少ないです。

また、ストレスが少ない都道府県においても6位にランクインしています。

一方、長崎県は豪雨被害が発生しやすい特徴があるため、土砂災害や浸水のリスクが小さい物件を探すとよいでしょう。

生活費で住みやすい都道府県は大分県

生活費で住みやすい都道府県は、家賃が安い大分県です。消費者物価地域差指数においても、大分県は5位にランクインしています。

大分市内は生活に必要な施設が豊富にそろっており、大分駅の周辺にはショッピングモールやレストランなどの商業施設が数多くあるのも魅力です。

スーパーや公共施設もあるため、買い物や用事などの利便性も高い特徴があります。

また、温泉県と呼ばれるだけあって温泉や観光スポットも多く、家賃の安さだけでなく住みやすさのバランスが整っています。

また、この記事を見ている人には、不動産のプロが推薦する大分県内のおすすめ不動産屋記事もおすすめです。

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収入面で住みやすい都道府県は東京都

収入面で住みやすい都道府県は、最低賃金が高い東京都です。また、神奈川県や埼玉県なども最低賃金が高くなっています。

一方、東京都は家賃や物価が高いため、収入が多くても出費も同じくらい増えます。そのため、家賃が安い物件を探すのもポイントの1つです。

東京都の中でも、足立区や葛飾区、江戸川区などは家賃相場が安く住みやすい街といえます。東京都は交通機関が充実しているため、職場から離れていても通いやすいのがメリットです。

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まとめ

一人暮らしで住みやすい県を紹介しました。

九州は大分県を中心に生活費が全体的に安く、九州北部については地震や犯罪も少なく安心・安全に住みやすい県が多くあります。

一方、九州は最低賃金が安いため、収入を重視するなら東京都を中心とする関東圏がよいでしょう。移住や引っ越しを検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

Homeeeマガジン編集部

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