■家計が苦しいことを夫に話してみると?
ある夜、思い切って夫に話をしました。
「最近、生活がきついの。少しでいいから協力してくれない?」
勇気を振り絞って伝えたその一言に、夫はゲームの画面から視線を上げもせず、「は?」と短く返しました。
「家事とか、育児とか……少しでも手伝ってくれたら助かるんだけど」

私の言葉を遮るように、夫はため息をつきました。
「お前、パートで時短勤務してんだろ。家のことをやるための時間じゃねえの?」
その言葉は、まるで刃のように私の胸に刺さりました。
■「嫌なら俺が…」続く夫の発言に衝撃!
「嫌なら、俺がパート勤務してやるよ。代わりにお前がフルタイムで働け」

淡々とした口調。
怒鳴られたわけでもないのに、心の中で何かが壊れる音がしました。
私はその場で何も言えず、ただ立ち尽くしていました。
その夜、子どもが眠る横で、私は静かに泣きました。
この人は、私の味方じゃない。
そう気づいた瞬間、長い間かけて積み上げてきた“夫婦という形”が音を立てて崩れていくのを感じました。
翌朝、夫は何事もなかったように出勤していきました。
私も何も言わず、子どもを保育園に連れていき、いつも通りパートに出ました。
でも、胸の奥ではずっと同じ言葉が響いていました。
――「嫌ならフルタイムで働け」。
あの日から、私の中で何かが確かに変わり始めたのだと思います。
夫への愛情は、もうほとんど残っていませんでした。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)
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