エドワード・ヤンの映画『ヤンヤン 夏の想い出』4Kレストア版で日本初公開、少年が見つめる家族の変化

エドワード・ヤン監督の映画『ヤンヤン 夏の想い出』が4Kレストア版として日本初公開される。公開時期は未定。

エドワード・ヤンの遺作『ヤンヤン 夏の想い出』

『ヤンヤン 夏の想い出』は、『クー嶺街少年殺人事件』などで知られるエドワード・ヤンが手掛けた台湾・日本合作映画。エドワード・ヤンの“最後の完成作”として知られる本作は、2000年に公開され、第53回カンヌ国際映画祭にて監督賞を受賞。その後、アメリカやフランスをはじめとする欧米各国でも高い評価を受け、今なお世界中の映画ファンや批評家に影響を与え続けている。

小学生のヤンヤンが見つめる家族の変化

主人公は、台北の高級マンションで裕福に暮らしていた小学生のヤンヤン。だが、母の弟の結婚式を境にその状況は一変。祖母は脳卒中で入院、父は初恋の人にバッタリ再会して心が揺らぎ、母は新興宗教に走ってしまう。そして父は行き詰まった会社の経営を立て直すべく、天才的ゲーム・デザイナー太田と契約するため日本へと旅立つのだが……。

4Kレストア版にてカンヌに帰還

25年の時を経て4Kレストア版で蘇る『ヤンヤン 夏の想い出』は、第78回カンヌ国際映画祭カンヌクラシック部門のオープニング作品として上映される。日本での公開日など、続報に注目したい。

【作品詳細】
映画『ヤンヤン 夏の想い出』4Kレストア版
監督・脚本:エドワード・ヤン
出演:ウー・ニエンジェン、エレン・ジン、イッセー尾形、ジョナサン・チャン、ケリー・リー
プロデューサー:河井真也、附田斉子
アソシエイト・プロデューサー:ユー・ウェイエン、久保田修
撮影:ヤン・ウェイハン
照明:リー・ロンユー
編集:チェン・ポーウェン
録音:ドゥ・ドゥーツ
美術・音楽:ペン・カイリー
配給:ポニーキャニオン

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