イギリスのヘンリー王子(38)が、私人として初来日しています。東京に着いた数時間後に、イギリス王室のホームページが更新され、「殿下」の称号が消されたことが分かりました。
■厳戒態勢のなかイベント 長年のファンも
9日に行われたスポーツ振興イベントに参加したヘンリー王子。イベント中はリラックスした様子で、たびたび笑顔を見せました。
今回、妻のメーガン妃を同行せず1人で来日。すでに王室を離脱しているためか、日本の警察の警備もつきませんでした。
一方、イベント会場は、身分証の確認、金属探知機を使った手荷物検査も行われていて、厳戒態勢となっていました。
厳戒態勢のなか、イベントは終始和やかなムードで進みました。
ヘンリー王子:「夕食や昼食で最高の神戸牛のステーキを作ってくれた皆さん、ありがとうございます」
集まった人の中には、長年のヘンリー王子ファンもいました。
松本和江さん(56):「(Q.持っているのは?)週刊誌の巻頭カラー。イギリスで買ったポストカードです」
■「殿下」から「公爵」に変更 専門家は…
経済的な困窮が噂されるなか、今回、出演料は受け取らずにイベントに出演したといいます。
その狙いについて、イギリス王室に詳しい専門家はこう話します。
英王室ジャーナリスト 多賀幹子氏:「王室復帰の地盤を築くという意味合いがあるのかもしれない。善意でお金なしで、こういうことをしているのは完全に“ロイヤル”のする仕事。自分が『まだロイヤルである』ことをアピールしているのかも」
しかし、今回、ヘンリー王子が来日した直後、イギリス王室の公式ホームページが突如更新され、王室離脱後も「殿下」としていた表記が「公爵」に変更されました。
多賀氏:「このタイミングで『殿下』をとったのは、『王室帰りたい』とアピールしても、『ダメだよ』ということかもしれない。(殿下は)非常に高い位を表すもの。ここから落としたことで、いよいよ一般人・平民と同じ扱いになっていく」
(「グッド!モーニング」2023年8月10日放送分より)
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