
経済アナリスト馬渕磨理子さんの最近の発信の中から、件名テーマの部分をなんとなくまとめた。
ウェザーニュース切り抜きの「サブ」チャンネル。昨夏から勉強などを優先することになったため、切り抜きはメイン・サブとも休止中ですが、その勉強や得た情報からピックアップしラジオ風にまとめています。
育ちいい女性が多いお天気キャスターを目指す皆さんに、健全に啓発や社会の現況を伝えることは基本ですが、ただの雑談ネタもあります。
ラジオ風で、喋る中身を優先すればいいと考えるため、字幕と背景動画は圧倒的に手間を省いてます。
私が資料作る→クラウド送信→親戚の留学生が資料読む→動画編集ソフトで自動字幕という流れで、留学生ゆえたまに間違った言葉も言いますが、非収益チャンネルゆえご愛嬌としてご了承下さい。
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【10代や初心者に優しめに書いた概要】
主に3つの大きな経済ニュースと、それらが株式市場にどう影響しているか、そして動画の話し手である馬渕さんがどう考えているかが話されています。
1. トランプ氏の関税(かんぜい)について
• 関税とは?
国境を越えてものを売買する時にかかる税金のことです。外国からものを輸入する時にかけると、そのものの値段が高くなります。これは、国内で作られたものを買ってもらいたい時などに使われることがあります。
• 何が起きた?
前のアメリカ大統領だったトランプ氏が決めた一部の関税について、アメリカの裁判所が「違法(いほう)」だと判断しました。これは、関税を決める権限(けんげん)が、本来は大統領にはないのに勝手に行ったからだそうです。
• これからどうなる?
裁判所が違法と言っても、すぐに全部の関税がなくなるわけではなさそうです。しかし、トランプ氏自身も以前よりは態度を少し柔らかくしているようなので、これから先、関税によって経済が大きく冷え込むような心配は少なくなるのではないかと馬渕さんは見ています。
• 市場への影響
このニュースを受けてか、日本の日経平均株価(にっけいへいきんかぶか)は一度下がった後、また回復してきています。
2. NVIDIA(エヌビディア)という会社の決算(けっさん)について
• NVIDIAってどんな会社?
主に「半導体(はんどうたい)」という電子部品を作っている会社です。特に、コンピュータがたくさん計算をするために使う高性能な半導体(例えば、AIやゲームに使われるもの)が得意な会社です。最近、AIがすごく注目されているので、NVIDIAの作る半導体がたくさん必要とされています。
• 決算って何?
会社がどれだけ儲かったか、どれだけ売り上げたかなどを発表することです。これで会社の成績が分かります。
• 今回のNVIDIAの決算は?
売上はとても好調で、前の年の同じ時期と比べて69%も増え、市場(しじょう)の専門家たちが予想していたよりも良い数字でした。しかし、次の3ヶ月間の売上見通しは、少しだけ予想を下回りました。
• なぜ利益が過去最高にならなかった?
NVIDIAは中国にも半導体を売っていましたが、アメリカ政府の輸出規制(ゆしゅつきせい)の影響で、中国に売れなくなった分の費用が45億ドル(日本円で約6500億円)くらい発生したそうです。これがなければもっと利益が出ていたかもしれません。
• それでも良い点
データセンター向けの半導体だけでなく、ゲーム向けの半導体や、絵や映像を作るための半導体(ビジュアライゼーションと呼ばれています)の売上も伸びています。これは、一つの分野だけでなく、色々な分野でNVIDIAの製品が必要とされているということなので、会社としてはまだまだ強いと考えられています。
• 中東(ちゅうとう)の動きもプラスに
サウジアラビアなど、石油がたくさん取れる中東の国々が、将来石油がなくなっても大丈夫なように、最近AIやデータセンターの建設にすごく力を入れています。ここでもNVIDIAの半導体が必要になるので、これもNVIDIAにとっては良いニュースです。
• 市場への影響
こうしたNVIDIAの良い決算や将来性への期待から、NVIDIAの株価はもちろん、半導体に関わる他の会社の株価も上がっていて、株式市場全体が元気になっています。
3. 日本の長期国債(ちょうきこくさい)の金利上昇について
• 国債って何?
国が「お金を借りたいです!」と言って出す、いわば「国の借金のお知らせ」のようなものです。これを買うと、国にお金を貸したことになり、満期(まんき:国が借金を返す期限)が来ると元のお金に利息(りそく)を上乗せして返してもらえます。長い期間(30年とか40年とか)お金を貸すのが「長期国債」です。
• 金利(きんり)が上がるってどういうこと?
国債の金利が上がると、国が借金をする時の「利息」が高くなります。これは、国や会社がお金を借りる時の「コスト」が上がったと考えることができます。
• なぜ金利が上がった?
いくつか理由が考えられています。
日本の日本銀行(にっぽんぎんこう)が、これから金利を上げるかもしれないという考えを示したこと。
アメリカの金利が上がっていて、それに引っ張られるような形で日本の金利も上がった可能性。
長い期間の国債を買いたい人が少なかった時があったこと(入札(にゅうさつ)が不調だった)。買いたい人が少ないと、国は金利を高くしないと買ってもらえなくなることがあります。
• 「日本の財政は大丈夫?」という心配
金利が上がると、国が今まで借りてきたお金の利息の支払いが増えて大変になるのでは?と心配する声が出ました。
• 日本の財政はギリシャと違う
過去にギリシャという国が財政的に大変になったことがあり、日本も同じようになるのでは?という比較が出ましたが、馬渕さんは「全然違う」と言っています。主な違いは3つあります。
1. 国債を誰が持っているか:
ギリシャは海外の投資家(お金持ちや会社)がたくさん持っていました。だから、ギリシャが危ないと思った時に、みんな一斉に国債を売ってしまい、金利が急に上がって大変になりました。一方、日本の国債はほとんど(約8割)国内の人たち(銀行や年金基金など)が持っています。国内の人が急に全部売るということは考えにくいので、ギリシャのように急に大変になる可能性は低いと考えられています。ただし、最近は海外の人が持つ割合が少し増えてきているという変化もあるそうです。
2. 国の稼ぐ力(経常収支:けいじょうしゅうし):
ギリシャは外国との取引で常に赤字(出ていくお金の方が多い)でしたが、日本は黒字(入ってくるお金の方が多い)です。会社で言えば、ギリシャは赤字続きだけど、日本は黒字でちゃんと稼ぐ力があるということです。
3. 自国の通貨で国債を出せるか:
日本は「円」という自国の通貨で国債を出すことができます。でも、ギリシャはヨーロッパのユーロ圏にいるので、自国の通貨を持たず「ユーロ」で国債を出しています。これも大きな違いだそうです。
• 短期的な金利上昇の理由 今の金利上昇の動きは、財政が本当に大変になったというよりは、国債を「買いたい人」と「売りたい人」のバランス(マーケットの需給:じゅきゅう)や、アメリカの金利に引っ張られたことなど、市場の動きによる影響の方が強いのではないか、というのが馬渕さんの考えです。
その他
• 馬渕さんは、最近雑誌の表紙になったことや、イベントに登壇すること、そして動画の広告に自分を装った偽物(にせもの)や詐欺(さぎ)があるから注意してほしい、というお話もしていました。特に、専門家である女性に対する心ない誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう:悪口や批判)について、ご自身の経験や、他の女性専門家の方の姿勢に触れて考えたことなども話されています。
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